「科学読物研究」

2003年9月大阪研究会発表資料

 9月28日 教育会館・たかつガーデン

              資     料     名        発表者 ページ
〈科学する心〉を育てる保育に関する研究
―日本における幼児教育史および科学読物・絵本史
 を土台として―(要旨)
滝川光治 8P
伝記ものの出版点数(1891〜1945) 滝川光治 2P
『地球物語』意訳シリーズ3
  変わり者の医者,ニコラス・ステノ物語
西村寿雄 5P
『地球物語』意訳シリーズ4
  「石の誕生は火にある」と主張したビュホンさんと    デマレさん
西村寿雄 4P
教育学の原理と発想 高村紀久男 38P

                     
                 話題


  滝川光治さんの「科学する心を育てる研究」は, 博士論文の元原稿。〈科学する心〉について,定義した上で,保育史上の〈科学する心〉の事例を調べ考察したもの。その中で,科学読み物,科学絵本などとの関連を追跡する。,幼児教育における科学読み物について考察した日本初めての論文。
 幼児教育における「環境」項目に端を発して,幼児の脳細胞発達について議論になった。遺伝子などの影響による差異はほとんどなく,誕生後の環境によるという。
 高村紀久男さんの「教育学の原理と発想」〈脳神経回路網の形成過程〉と関連する。きちっとした回路網を作ることが教育の仕事と強調する。テレビやゲームはそうした回路網形成に悪影響を及ぼしていると見る。
 
、    参加者   西村寿雄、高橋道比己、高村紀久男、
             山本喜美、瀧川光治
                  

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