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今回はクレイジー5とクレイジー8を紹介します。
基本的には、重りをゆっくり上げるのに5秒間をかけて、上げきった所で5秒止める。そして5秒かけて、ゆっくり戻す運動がクレイジー5になります。
クレイジー8は上げる時や下ろす時に時間の指定はありませんが、スローで運動を行うようにしてください。ただし、重りを上げきったら8秒間止めます。ここがポイントです。クレイジー5は5秒止めますが、クレイジー8は8秒です。ここでアイソメトリクス動作(簡単にいう筋肉の長さを変えずに張力を発生させることです)がポイントになります。
アイソメトリクス動作を使う事で本来は上半身⇒100〜140秒、下半身⇒180〜270秒間はテンションをかけ続けなくてはいけませんが規定時間に達しなくても、オーバーロードさせる事が出来ます。 |
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プロトコル |
セット数 |
休憩時間 |
上半身REP |
下半身REP |
プロトコル説明 |
クレイジー5 |
1 |
なし |
4〜7回 |
6〜9回 |
5秒かけてポジティブ
⇒5秒キープする
⇒5秒かけてネガティブ |
クレイジー8 |
1 |
なし |
4〜7回 |
6〜9回 |
ゆっくり上げる
⇒8秒キープする
⇒ゆっくり下げる |
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使いやすい種目⇒
単関節の種目に有効です。複合関節動作では5秒間のアイソメトリクス動作でキープする際、関節がロックしてしまいアイソメトリクス動作の十分な効果
がえられないので不向きである。(ベンチプレス、ショルダープレス、インクラインプレス、レッグプレス、スクワット等
例:フライ、プルオーバー、サイドレイズ、アームカール、トライセプス、レッグエクステンション、レッグカール等
注意点⇒
どのプロトコルでもそうなのですが、重量の設定に気をつけてください。はじめて行なうプロトコルでは、ある程度予想しないと出来ませんが、2回目以降は上にも記載してありますが、上半身であれば4〜7回、下半身であれば6〜9回の中で行なえる重量
になるようにしましょう。 |
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使いやすい種目⇒
クレイジー5と同様です。クレイジー5に慣れてきた場合などにはうまく、5と8を組み合わせて行なうと筋肉に対してさまざまなアプローチが出来るでしょう。 |
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使いやすい種目例 |
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マシンがなくてもパートナーさえいれば効果
的に追い込むことが出来ます。 |
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可動域の確保をしっかり行なう事が重要です。出来るだけ大きな可動域でトレーニングを行なうようにしましょう。高重量
を扱いが為に、可動域が小さくならないようにしてください。
特にクレイジー5、クレイジー8は1番筋収縮しているところで、アイソメトリクス動作を行なう為、可動域が小さくなると筋肉に対するテンションが低下してしまい、同時に強度も落ちてしまうので気をつけましょう。 |
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