国有地の格安の売却や小学校開設認可問題の疑惑などを解明するべく7月10日、大阪府議会が森友学園の籠池前理事長を参考人として招致し質疑を行いました。
この日は空席となっていた副知事の人事案件などのために設定されたものですが、この日に森友問題の真相解明に向けた参考人招致を実施することに各会派が賛同して実現したものです。
冒頭、籠池前理事長が経過や思いを語り、これに対して維新の会、自民党、公明党の3会派が質問を行いました。共産党・民進党は残念ながら質問の機会を得ることはできませんでした。
中村議員が午前11時頃に登庁すると、正面玄関の所には報道陣でいっぱいであったため、その中にいる職員に「何をしているのか」と尋ねると、「籠池前理事長がこちらに向かったということで、それを待ち受けている」とのこと。早速、中村議員はカメラを出してそれをパッチリ。 |
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午後から始まった参考人招致は、写真のように報道関係者とともに、一般の傍聴者も多数詰め掛け、久しぶりに超満員の議場になりました。
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議場の様子
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質問に答える籠池前理事長
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この日の参考人への質疑は、特に自民党が詳細に時間をかけて、
@ 国有地売却に関しての近畿財務局と大阪府とのやり取り、
A 学校認可に向けた私学審議会の扱い、
B 政治家の関与、
C 安倍総理と同夫人との関係、特に100万円をもらったのかどうか、
D 生徒募集に安倍晋三記念…と冠をつけての問題など、多くが取り上げられましたが、新聞などが報じている以上のものは判明しませんでした。
籠池前理事長だけではなく、松井知事や私学関係者、近畿財務局職員などを呼んだ100条委員会がやはり必要ではないかと、改めて思います。
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