バックナンバー 2017年 秋号
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1.平野博文さんが無所属で 
 21年もの間、衆議院議員として活躍をしてきた平野博文さんが今回は無所属で出馬することを決めました。9月25日、安倍首相が突然の解散を表明し、28日の臨時国会冒頭の解散、さらに希望の党の誕生、民進党候補の立候補ゼロ、希望の党の合流での踏絵と排除、立憲民主党の設立、維新と希望のすみ分け…と、まさに急激な展開が次々と報道され、政界は一体どうなっているのかと多くの国民の皆さんが驚かれています。
 このような中、民進党からの立候補は一切なく、さらに大阪では希望の党が維新の候補とすみ分けし、希望の党は候補者を擁立せずということから、無所属での出馬か新党からなのかと言われていた平野博文さんは「無所属」で出馬するという道を選択しました。これは、現在も民進党大阪府連の代表であり、離党して他党へ行くことは問題があり、これまでの政治姿勢を貫くためには無所属以外はないという結論に達したとのことです。この思いを10月4日の支援者集会で表明しました。
 また、この平野博文氏の判断を枚方市・交野市の民進党所属議員とその友好議員は全員が平野博文さんを支えてしっかりとやっていこうと確認しました。3連休の期間中も中村議員や市議会議員は平野博文さんとともに街頭でしっかりと選挙に臨む決意と現在の政治状況を訴えました。

支援者集会で訴える平野博文さん


駅前でチラシを持って訴える中村議員

2.民進党代表に前原議員 
 蓮舫代表の辞任に伴う代表選挙・臨時党大会が開かれ、新しい代表に前原誠司氏が就任しました。また、この臨時大会に大阪府連代表として中村議員が参加しました。
 臨時大会は冒頭に、前原・枝野両候補が順に最後の決意表明を行い、その後、地方議員・サポーターなどの各候補への獲得ポイントが発表され、国会議員らが直接投票を行いました。

投票するする矢田稚子参議院議員
 その結果、前原誠司氏が新代表に決まり、改めて就任の挨拶、10月に実施される補欠選挙の候補者の決意表明などがあり、全員で頑張ろう三唱をして終了しました。

蓮舫前代表と代表戦を戦った2候補がお礼


この日の取材は写真のように報道陣が後ろ・左右にぎっしり
 中村議員は終了直後に報道関係者からの取材に、「@両候補ともにこれまでの民進党への国民の厳しい視線を振返り、戦う政党でなければならない。批判ばかりしているとか、決まったこともみんなで守ろうとしない、バラバラだと言われてきたことをしっかりと反省する。A地方組織が強くならないと国政選挙に勝てないし、政権など担えるはずがない。従って、それぞれの地域事情をしっかりと把握し、積極的なサポート体制を築く。B一気に政権を担うところまでいけないことは明らかであり、野党それぞれの連携のあり方なども地域の事情を十分見極めながら柔軟に対応していくと語っておられたので、期待している。また、我々地方議員もそれぞれの立場で懸命に頑張らなければならない」と語りました。

3.北陸新幹線の早期整備を国交省へ要望 
 長野県から大阪まで、北陸新幹線の沿線関係府県の民進党系議員で構成する「北陸新幹線の整備を推進する議員の会」がこの程、国土交通省へ要望活動を行い、大阪府からは中村議員が参加しました。
 この要望活動は民進党(民主党)関連議員が毎年2回以上、府県持ち回りで、各府県庁で現状報告や勉強会を行うとともに、新幹線の早期整備のための要望活動を国に行ってきたものです。いま金沢まで運行され、今後、福井・敦賀へと工事が進めていかれますが、大阪までの全体計画は相当時間がかかるため、これに財政的な裏付けをしっかりとし、計画を進めてほしいと要請しました。
 この日は、池光・幹線鉄道課長が鉄道局を代表して要望を受けました。

国土交通省ロビーで事前の打合せ
中村議員は左から2人目



池光課長に要望書を手交
中村議員は前列右端、左へ池光課長、
議員の会・山本会長

 また、この後、民進党を訪問し、野田幹事長と羽田参議院議員(長野選出・元国土 交通大臣)に要望書を手交し、国土交通省への要望を伝えるとともに、民進党本部からも強く働きかけてほしいとお願いしました。

野田幹事長を真中にして記念撮影

4.核と戦争のない世界へ頑張る 
 広島・長崎に原爆が投下されて72年、今年も様々な平和を求める行動が取り組まれ、中村議員は核と戦争のない世界を築くための取組みを今こそ強めようと、活動しました。

A)平和行進
原水禁世界大会に向けた平和行進は7月26日、枚方市役所前での出発集会を行い、香里団地 → 成田山 → 寝屋川市役所を行進しました。
中村議員は出発集会で参加した議員を代表して、「戦後続けられてきた平和運動は段々と活動が風化しつつある。安倍政権の危険な策動や、北朝鮮をはじめとする海外の動向などは戦争の危機を孕んでいる。核兵器禁止に向けた国連の動きでも、核兵器所有国は参加しなかった。我が国政府の考え方は国際社会から厳しく批判されている。世界大会に向けて元気を出して頑張っていこう」と語りました。


代表して挨拶する中村議員
B)街頭署名活動
 原水禁枚方地区実行委員会(=中村哲之助実行委員長)は7月27日、枚方市駅前で世界大会成功と被爆者への支援をさらに進めるための署名活動を行いました。
 この日は、実行委員会に所属する各団体、労組と民進党議員も多くが参加、さらに枚方市原爆被害者の会・二世の会の方々も参加されました。また、この場で、中村議員は二世の会の辻会長から「千羽鶴=折り鶴」を預かり、原水禁大会が行われる広島へ奉納してほしいと依頼を受けました。会員の皆さんが心を込めて作られただけに、中村議員は「広島の折り鶴奉納所は何度も行っているので、間違いなく、心を込めて奉納する」と語りました。

千羽鶴を預かる中村議員

折り鶴を奉納
C)被爆72周年世界大会
 8月4日から広島で開会された世界大会に原水禁枚方地区実行委員会は16人の代表団を派遣し、折り鶴平和行進、世界大会全体会議、各分科会に参加するとともに、6日の広島市主催の平和祈念式典にも参加しました。

世界大会で思いを語る高校生の平和大使

中村議員が出席した第一分科会

午後からは米軍基地のある都道府県の代表が現状と取組みを報告した
D)広島平和祈念式典
 今年も会場は約5万人の方々で超満員、警備も多くの警察官や広島市関係者が担い、猛暑の中、熱中症で気分を悪くする方も見られました。今年は平和資料館が改装工事中のため、周囲を工事用フェンスで囲んでいるため、通常約1万席用意される椅子席が7,000席に減ったため、高齢者の方々にとっては大変つらい式典のようでした。
 式典で松井・広島市長は先の国連での核兵器禁止条例に触れましたが、安倍総理は全く触れず、「これが核兵器による唯一の被爆国である国の総理大臣か」と参加者は口々に語っていました。アメリカとの関係は否定できなくても、日本のあるべき姿をしっかりと語ることが平和を築くための基本であると改めて感じます。

いっぱいの参加者

警備は一体何人いるのかと思うほど

警備は一体何人いるのかと思うほど

中村議員はここでも献花・署名しました

5.立憲主義を壊させない 
 2013年、安倍政権による改憲の動きに危機感を持った超党派の国会議員によって、立憲フォーラムが設立され、これに呼応する形で、2014年には自治体議員立憲ネットワークが立ち上がり、現在、全国で600人を超えるメンバーを有する組織へと成長しています。各地でも都道府県単位での地域のグループが立ち上がり、活動の輪は広がり続けています。大阪でも、立憲主義の回復をかかげ、「自治体議員立憲ネットワークおおさか」が5月にスタートしました。
 このような中、7月31日、全国の立憲ネットワーク総会・世話人会議が開催され、大阪から代表世話人の中村哲之助議員と副代表の野々上高槻市議が参加しました。  午前中に全国の世話人代表が集まり、最近の状況報告や予算・決算などを議論し、方針を確定しました。
 午後1時からは定期総会が開かれ、中村議員が議長を務めました。活動方針では、今日の沖縄の現状が大変であることからこれに向けた取組み、改憲の動きへの対策、総選挙に向けた取組みなどが議論されました。

定期総会
 さらに総会後、屋良朝博さんの『海兵隊撤退への具体的な道筋』と題した講演をお願いしました。
 またこの日は、一般市民向けに「シンポジウム 未来をつくる日本国憲法」を開き、多くの方々にご参加いただきました。

6.ベトナム総領事館開設20周年に集う 
 堺市内にベトナム総領事館が開設され、20年を迎えることになり、これをお祝いする式典・パーティがベトナム総領事館で開かれました。この日は、日越関西友好協会の西村会長ご夫妻をはじめ、日頃ベトナムとの友好交流を進めている多くの方々が参加しました。中村議員も日越協会の役員として、また大阪府議会の日越友好親善議員連盟の会長として参加しました。
 現在の総領事が今秋に離任されることもあり、参加者は特に総領事着任からの3年間のことを語りあっていました。

総領事とがっちり握手

この日はどれもが美しく飾られていました。

7.平和憲法枚方市民の会が総会・講演会 
 平和憲法市民の会は7月29日、ラポール枚方で今年度の総会と講演会を開きました。総会では、昨今の安倍政権の改憲への動きにしっかりと対決していくことなどが議論されました。

開会の挨拶をする永嶋代表世話人
 また、この日は辻元清美衆議院議員を招き、「国会情勢と改憲の動向」と題した講演をお願いしました。辻元議員は憲法問題では特に論客として知られ、「最近の国会で憲法問題がどうなっているのか、森友・架計学園の陰に隠れているが、しっかりと対応していかなければならない」と、語りかけました。

8.堺市長選挙と補欠選挙はどうなる 
 
 9月10日告示、9月24日投開票で行われる堺市長選挙が近づいてきました。これまで、維新の会が永藤前府議を擁立することを決め、一方、現職の竹山市長も立候補の動きで、事実上この2人の争いと思われます。
 また、永藤氏の府議辞職に伴い、堺区は府議定数が1人であるため、補欠選挙が行われます。これに対して既に維新の会、自民党が候補者を立てることを決め、その候補者の名前も明らかになっていますが、民進党も26歳の女性を推薦することを決めました。候補者は理学療法士として介護・医療の現場で働いている「ごきゅう鈴菜」さんで、10日の民進党常任幹事会でも推薦が決められました。
 さらに民進党大阪府連は8月11日、緊急に常任幹事会を開き、この推薦を決めるとともに、全力で支援することを確認しました。

記者会見する「ごきゅう予定候補」

9.「バベルの塔」展を鑑賞 
 
 中村議員はこのほど、国立国際美術館で開かれているブリューゲルの「バベルの塔」展を鑑賞しました。16世紀に活躍したネーデルランド絵画の巨匠と言われながら、現存するものが少なく、心待ちにしていたもので、改めてわくわく・ドキドキの鑑賞でした。平日であるのに、会場は目的の絵の前が一杯で、会場整理の方が「一列に並んで順に見てほしい」と整理にあたっていました。
 バベルの塔の実物の横に300%に拡大したものや、一部分を巨大化したものが置かれていましたが、よくぞここまで人物描写などがなされたものだと感心のひと時でした。
 中村議員は小説を読むのと名画の鑑賞などは一番心が安らぐので機会があれば生きたいと言っていますが、ただ、どこにもマナーの酷い人がいるのには閉口します。撮影禁止とされていても、平気でカメラを向けて撮影する人、並ばずにゴリ押しで入ってくる人…、さらに酷いのは、注意されると「うるさい」と逆切れする人など、何のためにどんな気持ちで鑑賞に来ているのか、呆れてしまいます。


撮影スポットの前で

大阪府議会議員 中村哲之助ホームページ