『石は なにから できている?』感想    2018.12,4現在
                                西村寿雄
             よせられた感想

・石、石、いろんな色。いろんな形。つぶつぶが見える?そのつぶつぶ
はキラキラしてる?子どもにも分かりやすい特徴が、ほら科学の入口。
虫めがねと釘を持って、すぐにでも川原や海岸へ行きたくなる一冊です。

・スケールが大きくて、足元の石に丁寧に目が注がれていて、本を手に
取った人の心に染み透る。地味だけれど素朴で純粋。共感と満足が感じ
られて何度も手に取りたくなるのです!石の名前を全面に出さずに静か
に宇宙に目を向けたくなる編集は今までになかった視点だと思いまし
た!!!感動しました。
 こんな本がほしかったし、そばに置いて迫力ある拡大写真を飽きもせ
ず眺めています。心が「満足!」って言っています。

・石の名前をあえて最初に載せないことで、写真の石そのものを子ども
たちが「この石なに?」とまじまじと見てくれます。本当に素敵な本で
す。私も買おうと思っています。

・この本、いいですね。小学校で理科専科をしています。
発達障害を持つ子どもが多く、校庭で何時間も、貝殻や変わった石を集
めている子もいます。そういった子どもたち向けの、本を探していまし
た。この本ぴったりです。ほかに理科に関する、このようなおすすめの
本があったら教えてください。たくさんあるとありがたいです。

・西村さんの新刊の『石はなにからできている?』は本当に子どもの心
をつかむ素晴らしい本で、勤務先の図書館の先週の新刊選書会議で市川
が絶賛して良さを熱く語ったら全館購入の勢いです。さっそく、区内の
小学校の購入お勧め本のリストにも入れました。石好きの児童が多いの
でどんな反応をするか楽しみです。

・やっとゲットしました。
 きれいな本ですね。文章は詩のようでリズミカルに読みたくなります。
後の解説もとてもわかりやすくいです。幼児の頃から石拾いして遊んで
いた小2の孫に贈りたいです。
・ほんと,いい本ですね-!言いたいことだけに絞ってそれを見事に表現
されていて,すばらしいです。学校の図書館にこのシリーズを買ってもら
おうって思いました。

・ボクにとっては,「理科」の諸分野の中で,いくらやっても苦手意識
の消えない「石」の分野ですが,それでも,研究会仲間である西村さん
には何度か直接お話を聞いて,少しずつ何かがつかめたような気がして
いました。
 それでも自分の中でなかなかストンと落ちなかったのに,この本を読
んで,かなりすっきり整理されてきたような気がしています。どうして
だろうと考えてみると,どうやらそれは,「基準をはっきりさせてきち
んと分類していくところ」だろうと思えました。
 短い文章だけど,写真としっくり合っていて,とても分かりやすく書か
れています。あとの解説もとても明快で,読んでいてすっきりしていま
す。
 通勤の帰りの電車の中で,一気に読み終えました。ほんとにすてきな
「絵本(写真だけど)」だと思いました。

・石って、こんなに魅力的なんだ!
今まで、石なんて全く興味がなかったのですが、これなら、私も子ども
も幼児でも石に夢中になれそう。写真がとても大きくて、リアル。また
今までにない分類法で、玄武岩とか安山岩とか、そういう言葉がいっさ
いなくてびっくり。小学校とかでこれを使って教えてほしい。あとがき
の「あなたの見ている石は、ひょっとして、恐竜が生きていたときの石
かも」と小さい子どもたちにそう言ってから、この本を読ませようかな。

・ほんと,いい本ですねー!言いたいことだけに絞って、それを見事に
表現されていて,すばらしいです。
 学校の図書館にこのシリーズを買ってもらおうって思いました。(高校教諭)
 
・今月27日朝日新聞の「子ども本棚」で西村さんの絵本『石は なにから
 できている?』を、たまたま見つけました。さっそく市の図書館に行って
みたら置いてありました。借りてゆっくり見ました。ぼくが知りたかった写
真絵本です。28ページからの解説が、なるほど、とぼくのような素人には
とてもわかりやすいです。発行日を見ると9月30日、一月前ですね。この
本を返す前に手に入れて手許にずっと置いておきます。
 
・中3と高1の孫が「この本 いいな」と言って、何度も見ていました。

・本を手に取って、まず帯に「あれ?」と思いました。石の本に月の話?石
ころはたいがい足元に転がっていて、月を想いながら石ころを眺めたこと
はなかったからです。本のページを開く前に、何か大きな世界観を提示さ
れたようで、石ころを見る目が一気に広がった気がしました。灰色の月の
世界から一転、色彩溢れる河原、水の音が聞こえる地球に映像が切り変
わる。そこで「石はなにからできている?」と問いかけられる見事な構成に
思わず「すてき」と唸りました。
ページを繰っていくと、月の石や月面の写真があり、紙面から大きくはみ出
した石の拡大写真があって、最後にまた宇宙が現れる。地球を宇宙から眺
めてみたり、河原の石ころにぎりぎりまで接近してみたり、まるでグーグル
アースで地球と宇宙を飛び回っているようなダイナミックな躍動感を感じます。
動かないありふれた石の写真を並べた絵本のはずなのに、見るものを引き
込む構成のトリックに、心が共鳴するのがわかりました。
「あ、この石、よく見る!」というような普通の石ころなのに、「き
れい!」と心ときめくのはなぜでしょうか。ぜいたくにも紙面いっぱいに拡大し
た写真の中に、宝石のような粒々がくっきりと写っている、一つ一つの写真が
とてもシンプルで美しく、見る者にぐんぐん迫ってくるからでしょうか。こんなふ
うにじっくり石の表情を見ることはなかったなあ、と飽かず眺めたくなる写真の
数々。特に珍しくない石ころだから余計親しみを感じます。
 石の名前を前面に出さずに静かに宇宙に目を向けたくなる編集は、今まで
になかった視点だと思いました。様々な石の表情を丁寧に追いながら、地球
の不思議を静かに語りかけてくる絵本。何気ない石が宇宙に導いてくれる絵
本も小さな石ころが宝物に見えてくる絵本。動かない石が生き生きと語りかけ
てくる不思議な魅力に満ちた石の絵本です。石ころの絵本がくれた心地よい
感動に心満たされ、絵本の写真を飽かず眺めています。ますます石ころが好
きになりました。
 作者と、写真家さんと、構成さんとの見事なコラボレーションが生きている素
敵な絵本だと思います。

・この写真絵本には、スケールの大きさを感じます。表紙裏には、暗い宇宙の
中に浮かぶ月の写真があり、ページをめくると月の表面が出てきます。石の話
なのに、うち夕から始まる展開は、とても興味をもたせると思います。写真はと
てもきれいで、鮮やかです。
 この本では、石の名前が出てきません。石の種類分けや名前を覚えることを
ねらいにしていないのも、気楽に読み進められます。石にはいろんなでき方が
あることを知れば、それを知りたくなります。この本は、その第一歩目の役割を
果たしていると思います。子どもたちの感想が、それを物語っています。
 写真の効果を最大限に生かしたこの本は、見るだけでもたのしくなります。で
すからこの本は、石の世界からの招待状ともいえる本です。
 3年生のこどもに読み聞かせをしました。子どもたちの楽しさ度は
    5---29人 4---3人 3---1人 2---0人 1---0人

 ・石の本、おもしろい発想で作られましたネ。  
 
 ・キラキラが入っているかいないかで仲間分けをするのはシンプルで分かりやすく
、「これだけで大まかに分類できるんだ。」と、自信が持てます。
自信をもつとさらに、親しみがわきますよね。(河原に行ってみたくなりました)
「月の石はみんな灰色」というのも印象的でした。本当に地球って色んな偶然にあ
ふれた、すごい星なんですね。(地球から見た太陽と月がピッタリ重なる事もすご
い感動ものですし...) そういうことに気づかされる絵本でした。
 いい刺激をありがとうございました。ますますのご活躍をお祈りします。
 
 
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