「科学読物研究」
2001年9月大阪研究会発表資料
9月23日 大阪・たかつガーデン
資 料 名 | 発表者 | ページ数 |
紹介:マンデビル著『蜂の寓話』 | 橋本淳治 | 12頁 |
マルセット夫人『対話で学ぶ経済学』翻訳 対話11 価値と価格 |
橋本淳治 | 22頁 |
〈アミノ酸の研究〉 | 高橋道比己 | 16頁 |
認識の科学と自然の科学・虹について | 高橋道比己 | 8頁 |
マッキーノ ゲーム・認識・授業 | 高橋道比己 | 12頁 |
戦後の学年別算数読み物 | 西村寿雄 | 12頁 |
資料「科学技術ジャーナリズムの成立」 「科学技術ジャーナリズムの発展」 |
瀧川光治 | 5頁 |
資料「科学読物の歴史」 | 瀧川光治 | 15頁 |
話題 1700年の初等に書かれたというマンデビルの『蜂の寓話』は「私悪転じて公益となる」というテーマ。「〈個人の道徳と社会の法則とは一致しない〉ことを主張した説得性のある読み物ではないか」と橋本淳治さん。マルセット夫人も中身は深い。「価値が入ってこそ価格になる」ということに気づかせてくれる。 〈アミノ酸の研究〉は植物のカルスという組織からつながっている。「昆虫類のさなぎの中身はどうなっているか」から、アミノ酸の話へ。「自然の工学的性質と人が感じる認識とは異なるという〈認識の科学〉、知覚作業を通して学習効果も高めるという〈マッキーノ〉認識論の話まで高橋道比己さん。 戦後の学年別に分かれた〈算数読み物〉の紹介、「学年別」という表記の効果もあるのではないかと西村。板倉聖宣さんによる科学読み物の歴史の紹介と科学技術ジャーナリズムの成立と発展など多彩な資料紹介は瀧川光治さん。 その他、科学読物の分類について口頭発表した明定義人さんなど、今回はかなり話題が豊富だった。 参加者 西村寿雄・高橋道比己・瀧川光治・橋本淳治・佐藤修 坂野玲子・舘谷美和・明定義人 |