「科学読物研究」

2002年5月名古屋研究会発表資料

 5月7日 名古屋仮説会館

             資 料 名         発表者      ページ数
仮説実験授業の評価論
           「好き」「嫌い」をめぐって
高橋道比己 2P
近代科学とプロテスタンティズム 高橋道比己 8P
初等化学への提案 高村紀久男 21P
科学読み物「石灰岩」 西村寿雄 8P
『小國民』にみる科学読み物 西村寿雄 9P
「科学絵本の五十年史」原稿 瀧川光治 28P
紙芝居「小さな怪獣 ヒドラのなぞ」 鈴木久

 話題
 仮説実験授業における評価について、「楽しい」に代わって「好き」「嫌い」
を記載された(「たのしい授業」)板倉提案について、その真意についての議論が続く。「楽しい」と「好き」と同じか違うのか。
 高橋の「近代科学とプロテスタンティズム」は「絵画技法の変革では、近代科学の発展に即してその影響も大きく受けた」と論を展開する。
 高校生にもおちこぼれなく化学を学ばせたいとして出された高村の「初等化学への提案」は、現象論にも法則性を認めたわかりやすい内容。
 西村の「石灰岩」は、石灰岩の不思議さ、おもしろさを紀行風に書き上げた科学読み物、今しばらく改訂がすすむ予定。同じく、西村の「小國民」については、ここに掲載されている科学読み物の紹介と石井研堂について。
 瀧川の「科学読み物五十年史」は同名の本の原稿。
 鈴木久による「小さな怪獣 ヒドラのなぞ」は小出雅之さんの紙芝居の紹介。

 
  参加者 西村寿雄、高橋道比己、瀧川光治、鈴木久、明定義人
         高村紀久男
 

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