「科学読物研究」

2005年11月 東京研究会発表資料

11月5日 お茶の水・総評会館

板倉聖宣先生ご参加

              資     料     名        発表者 ページ
板倉聖宣先生から学んだ科学読み物論 
「アウイと方解石の話」
福嶋昭雄 9P
読み物「アユイと方解石の話」 福嶋昭雄 10P
読み物「ダイヤモンドの硬度と劈開の話 福嶋昭雄 3P
資料「金石學」「生物学述語」より 福嶋昭雄 6P
算数読み物作家 大矢真一略伝 松崎重広 4P
科学読み物 「おもしろいくふうとじっけん」三年生 松崎重広 43P
科学読み物「じしゃくのはつめい」 松崎重広 12P
科学読み物「「もひゃあ」とんちばなし」 松崎重広 16P
科学読み物「明るくなったろうそくの火」 松崎重広 10P
資料「新総合読本作成運動の提唱」板倉聖宣 松崎重広 12P
資料「未来の教育を組織する」板倉聖宣 松崎重広 12P
「稲村の火」で国語教育のあるべき姿を考える 松崎重広 12P
読み物「ものごとにあわてるな」 松崎重広 6P
科学教育としての環境教育の在り方と科学読物 孕石泰孝 10P
資料「地球温暖化から」 孕石泰孝 16P
「稲村の火」の作者はだれか 井藤伸比古 6P
創作読み物「びっくりばこ」 高村紀久男 6P
ものづくり「びっくりへび」 高村紀久男 4P
科学読み物「ライデンびんの発明」+資料 高村紀久男 20P
科学読み物「連続衝突のはなし」 高村紀久男 15P
科学読み物「すっとびボールはなぜすっとぶか」 高村紀久男 22P
大人のための授業書「首ふりドラゴンのなぞ」 高村紀久男 54P
板倉・科学読物論 西村寿雄 18P

  参加者 板倉聖宣,福嶋昭雄,高村紀久男,松崎重広,井藤伸比古,竹内三郎         橋本淳治,郡進,大久保拓身,干台治男,孕石泰孝,野村治,須崎正美         市川美代子,西村寿雄

  福嶋さんの「アユイと方解石の話」のできるまでの話がおもしろかった。一つの話を作るのにいろいろな資料や実験がいることが実感させられた。松崎さんは,相変わらずたくさんの資料を提供された。大矢真一の科学読み物普及に勤めておられる。こうして,授業にかけられる資料はみんなの役に立つ。
 孕石さんの「環境教育論」には,いろんな意見が出た。環境教育は,えてして政治がらみが多いので,なかなか〈事実〉がつかめない。子どもたちに何を教育すればいいか難しい。
 井藤伸比古さんの「稲村の火の作者はだれか」も,かなりフィクション化されているので,事実とは異なる場面もあるようだ。それはそれとして,フィクションとして読めば役立つ読み物である。
 高村紀久男さんの「びっくりばこ」はおもしろい。絵本にするといい内容である。そのほか,資料の紹介があった。
 西村寿雄の「板倉・科学読み物論」は,「ウェゲナーの大陸移動説」読み物作成に至る板倉聖宣先生のコメントをまとめてみた。読み物作りの参考にしたい。

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