5月の例会報告 

 今月の例会は、近畿の科教協の集会と日程が一部重なったこともあったのか、
 参加者は5名でした。
 前日が、近畿科教協の研究集会の一日目でしたので、その報告をおこないました。
 科学お楽しみ広場で、サークルメンバーの高田昌慶先生(兵庫県)が紹介していた「ツクバネロケット」「トポロジーで解くトレンボー」、現地実行委員会の渡辺和俊先生が紹介していた「染め木セット」などを、実物を見せながら解説しました。
      

 次に、大気圧や浮力の実験として、「水がいくらでも湧いてくる魔法のペットボトル」「浮沈子・新バージョン」について考えてみました。
 以前に、原理としては大気圧を利用した「水が無限に湧き出すインドの壺」というのがありました。
 これは、手品グッズか学研の「科学」のふろくだったのか記憶がはっきりしませんが、壺を逆さにして水を出したはずなのに、時間がたつとまた水が壺の中に湧き出してくるという代物でした。
 それと同じ原理で、壺の代わりにペットボトルとビニルホースを使いました。
 ポイントは、ビニルホースの先が一番底まで達していることだと思います。

 浮沈子の方は、以前から科教協や仮説の人たちがやっていたのですが、浮沈子に魚の形をした醤油入れを使うというのは、確かサークルの佐藤昭夫先生が最初だったと思います。
 今回は、それに油性マジックで色をつけてペットボトルの外から見やすくしました。
 目なんかもつけてあると「カワイイ」って感じです。
 1匹だけでなく、数匹入れておくと楽しくなります。
 ペットボトルを押すと、圧力と浮力の関係で、魚が下に沈みますが、それぞれの魚の中に入れる水を変えてやると、沈み方にバラツキがでます。
 東大阪の三上周治先生と前日の科学広場でしゃべっていたのですが、沈み方のバラツキを利用して、浮沈子のネーミングを「握力計」とか「ストレス測定器」とかつけるとおもしろいと思います。
 浮沈子用の魚(タイ小)は、食材やスチロール容器の卸問屋で数百個単位で売っています。

 野尻湖の発掘は、毎回参加されている寺西先生から報告してもらいました。
 今回も、大きな発見があり、他の発見したものが吹き飛んでしまいました。
 今まで、人類の道具は出てこなかったのですが、今回、なんと「鏃(やじり)」が発見されました。
 今までの、仮説をひっくり返すくらいの発見だそうです。
 その報告を元に、当時の野尻湖の様子についての話が大いにはずみました。

 最後に、北崎先生が、「みつばち博物館(はちみつ博物館だったかな?記憶が明確でなくごめんなさい。)」に行かれての報告をしてくれました。
 蜂蜜が入手できたら、前の例会で紹介のあった「蜜ろう」をつくりたいですね。

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