「理科って何で勉強すんの」を考える連続講座

大阪の活断層を歩く

2000年8月19日に東海近畿サークル連絡協議会大阪集会の理科分科会との共同企画で科教協の大阪支部が実施しました。
天王寺公園に朝9時前に着くと、参加者の多さにびっくり。いつもなら20人くらいなのに、時間前からもう数十人が。結局、60名あまり
の大盛況になりました。寝屋川理科サークルのメンバーも、7名が参加しました。
上町台地が断層になっていて、その片鱗が見られる場所を2時間かけてまわりました。でも、実際には、断層が見えるわけではなく、
(都心ですので)海岸線が波によって浸食された場所を見ました。台地の端が、坂道や階段になっているので、よくわかります。
また、史跡の解説もしてもらい、大地の歴史とともに学ぶことができました。
以下に、当日の写真をのせておきます。


集合地点の天王寺公園入り口付近
には、こんなに参加者が。

 大坂夏の陣で真田幸村が討ち死に
したといわれる場所。(安井神社)

 今は、神社になっている。
 社務所の横をおりると、井戸の後が
見られる。

 社務所の横の石段を数十段下りる
と井戸の後がある。井戸の水を飲ま
せて、子どもの癇をしずめたところか
ら「かんしずめの井戸」と呼ばれる。


 台地なので、かなり高低差がある。
 下の十字路でも、左にかなり下り坂
がある。



 清水寺。社務所の横を入ると、玉出
の滝がある。修行の場になっている。
当日も、数名の方が修行されていた。
 地下鉄谷町線の工事で、水脈が切
れ、大問題になった。

 清水寺の高台から、松屋町方面を
見たところ。

 清水坂。

 清水坂。かなり高低差のあるのが
わかる。

 大江神社にむかう。この辺まで来る
と強烈な夏の日差しでかなりぐったり
する。

 大江神社の境内。この境内にも井
戸の後がある。台地の上だから、か
なり掘ったのかな?

 神社横の坂道。


 愛染坂。かなりの急坂だ。


 こちらは、大江神社横の石段。
 上町台地西側斜面の傾きと高さが
よくわかる。

 大江神社境内。古来からの神社森
がある。ほんとに涼しい。木陰にはい
るとひゃっとする。

 愛染堂の多宝塔。


 夕陽丘の名前の由来。
 歌人、藤原家隆がうたったことによ
る。

 藤原家隆の石碑が今ものこる。
 石碑の文字は風化し、剥がれ落ち
て、ほとんど読めない。

 口縄坂。坂の下からながめると
くちなわ(蛇)のように見えるので
この名前がついたらしい。

 生玉魂神社。

 同じく生玉魂神社。

 文楽劇場前で、断層の解説。