14 1994年11月号
心に残る政治がしたい

いろんなことをやりました。  8年の議員活動から @

一婦人の声から・・・古紙回収助成金制度を創設
 一婦人から「子供会で回収している古紙価格が低落して思うように集まりません」との苦情がきっかけで、
平成5年3月の予算特別委員会で「市が新聞雑誌などを回収している団体に助成制度を創設するよう」
提案しました。
 市内の古紙回収量は年間約一万二千トン(推定)。
これらをゴミとして焼却場に持ち込めば1トンあたり三万五千円の回収・処理費がかかりまが、1トン当たり
四千円助成すれば三万一千円が節約できます。
ゴミの減量・再資源化の一石二鳥の同制度の実現のため自治会や子供会に呼びかけ枚方市資源再利用
推進会議(西内富男会長)を結成、238団体の要望署名を集め枚方市長に提出しました。
 枚方市は平成6年4月に再生資源集団回収報奨金制度としてスタートさせました。
わずか提言から一年で実行したのは異例なことです。
参加団体は441団体(10万人)を突破、大きな反響を呼びました。

税金の無駄遣いをストップ・・・市民休暇村助成
 枚方市が和歌山県白浜と三重県名張市に計画していた市民休暇村建設構想が暗礁に乗り上げ建設を
取りやめました。
代わりに友好都市に旅行する市民に大人一泊二千円の現金をだす事業を唐突に平成2年度予算案に
計上しました。
 私は「公金を不特定の人に支出するのは公益性に薄く地方自治法第232条に抵触する」と平成2年3月
本会議の代表質問で指摘しました。
このことは朝日、サンケイ、毎日新聞に掲載されるなど大きな論議を呼び、枚方市はとうとう市民休暇村
利用助成制度を断念、お役所の無駄遣いに待ったをかけることができました。

粘り強い提言が実る枚方市の街を美しく・・・景観・美観づくり
 自動車も動けばよかった時代からスタイルやイメージがよくなかったら売れない時代です。
これからの都市計画もデザインが必要とあらゆる議会発言の機会をとらえて、根気よく枚方市都市景観
条例の創設を訴えてきました。
   そのために枚方市は平成3年に都市景観基礎調査を開始しました。
平成4年に都市景観整備推進委員会・都市景観基本計画委員会を設置。
平成5年に景観特性分析・景観マスタープラン策定作業に着手。
そして平成6年に都市景観基本計画を策定しました。
いよいよ来年には条例・要綱化できる予定です。



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