16 1995年1月号
おおさかと枚方を結ぶホットライン

鈴木和夫の重点政策

 私たちの枚方市には、39万7千人の人達が住んでいます。
ところが毎年人口の約3割が転出入しています。
それだけ愛着がもちにくいまちだと思われてきました。
 ところが枚方市は大阪府民のいのちである淀川に沿って市街地を形成した利便性の高い都市であり、
東部には府下有数の緑豊かな自然を残した地域で生活都市の条件を数多くそろえているまちです。
 恵まれた都市基盤をテーマに、ふるくから住んでいる人にも、新しく住み始めた人からも故郷を
実感できる枚方のまちづくりが必要と考えます。
 そのために重点政策として「福祉と健康」「教育と文化」「環境と自然」「住まいと地域」「生活と経済」
「地方主権」に取り組んでいきますのでご支援ください。

1.福祉と健康に安心できる社会をめざします
 福祉こそ庶民政治の原点との信念で高齢者や障害者、子供にやさしい福祉のまちづくりと尊い命を守る
救急救命センターなど安心な保健医療の充実にとりくみます。

2.教育と文化で若者の夢を実現します
 若者の夢を育む豊かな教育の場と地域の人々が集まり交流できる開かれた学校施設整備で活力を
生み出します。
世界は一つの視点で交流を進め国際都市をめざします。

3.環境と自然を大切にした社会をめざします
 地球にやさしいゴミ減量化や再資源化を推進する資源循環型社会構想の実現と淀川の水辺や
東部地域の自然と環境を保全した快適空間づくり構想を推進します。

4.快適な住いと特色のある地域づくりを推進します
 豊かさを実感できる良質な府営住宅快適圏構想の実現と慢性化する市内の交通渋滞の根本的な
見直しで解消を図るなど快適なまちづくりをめざします。

5.安定した生活の確保と経済の活性化をはかります
 生活の質を向上するとともに安定した社会を実現するために、おおさか枚方の中小企業の積極的な
育成をはかります。

6.地方分権を確立し活力ある大阪をつくります
 戦後復興の必要性から均一化した中央集権的な縦割り行政を地域のことは地域で実現する分権型
行政システムを推進します。


1.福祉と健康に安心できる社会をめざします

@高齢者福祉・・・生きがいと活力のある高齢社会をめざします
1.在宅福祉サーピスの充実につとめます。
 ・在宅3本柱(ホームヘルパー、ショートスティ、ディサービス)を充実整備します
 ・24時間介護支援を整備します
 ・介護手当制度の創設をはかります
2.施設サーピスの充実につとめます
 ・特別養護ホーム、ケアハウスなどの施設の増設をはかります
 ・介護支援センターを整備します
3.在宅福祉マンパワーの確保につとめます
 ・看護婦、保健婦、ホームヘルパーの待遇向上につとめます
 ・社会福祉士、介護福祉士、理学療法士、作業療法士などの福祉マンパワ養成学校の設置と
  修学助成制度の創設をすすめます
4.福祉情報提供相談センターの設置につとめます
5.雇用・就労の促進につとめます

A障害者福祉・・・障害をもつ人が自立と参加できるの社会をつくります
1.ホームヘルパー、ショートスティ事業の充実につとめます
2.就労を促進する身障者職業訓練施設を設置します
3.知的障害者授産所施設の設置をすすめます

B児童福祉・・・すべての児童が健やかに成長できる環境をつくります
1.生活様式に合わせた夜間保育など保育体制の充実します
2.父子、母子家庭の養育者への援護サービスの充実につとめます

C医療保健・・・地域医療の充実で健康な社会をつくります
1.予防医学の整備につとめます
 ・痴保性老人の原因研究機関の設置をはかります
 ・エイズ感染防止のための医療研究体制の整備をはかります
 ・アトピー性疾患等の予防研究体制の整備をはかります
2.安心できる医療体制をめざします
 ・乳幼児医療費無料化をめざします
 ・北河内救命救急救センターの創設をはかります
 ・腎臓パンクの支援体制を強化します

2.教育と文化で若者の夢を実現します

@学校教育・・・個性と創造性を伸ばす学校教育を推進します
1.学校教育の充実を推進します
 ・ゆとりある週5日制移行を進めます
 ・義務教育費の軽減、教科書無償配布の存続につとめます
 ・中学校給食を推進します
 ・外国人教師を小、中学校に派遣し国際化に取り組みます
2.学校施設の開放で地域に活力を見いだします
 ・体育館など地域開放型施設づくりをめざします
 ・あき教室の開放で市民の生涯教育を推進します

A文化・・・21世紀に向けた新しい文化圏づくりをめざします
1.国際交流で平和な新時代を築きます
 ・新しい海外友好都市との連携を強化します
 ・国際交流センターの誘致をすすめます
2.市民参加の文化活動を推進します
 ・芸術・文化施設の建設を推進します
 ・青少年の健全育成のためスポーツレクリエーション施設の充実を図ります

3.環境と自然を大切にした社会をめざします

@環境・・・資源循環型社会システムの構築につとめます
1.廃棄物の再資源化システムの導入をめざします
 ・清掃工場のゴミ分別自動機械化の導入をめざします
 ・再資源商品のリサイクル流通システムの確立につとめます
 ・上・下水道の汚泥や焼却熔融灰の再資源化をめざします
2.上下水道の整備で環境を守ります
 ・下水処理水の循環利用システムの促進
 ・水洗トイレなどに雨水利用システムを促進します
 ・雨水浸透桝の採用などで地下水源の確保につとめます
 ・合併浄化槽の普及などで生活排水対策につとめます
3.淀川水系の水質保全のために第2水路を推進します

A自然・・・枚方の豊かな自然環境を守ります
1.穂谷・尊延寺地域の里山など自然景観を保全します
2.淀川のわんどの保護など自然生態の保護につとめます
3.京街道の景観を保全します

4.快適な住いと特色のある地域づくリを推進します

@住まい・・・生き生きとしたゆとりのある住生活を確保します
1.快適で良質な公営住宅の整備につとめます
 ・大阪府営住宅団地の居住水準の向上につとめます
 ・地域と調和した香里団地の建替を促進します
2.高齢者や障害者にやさしい住宅をめざします
 ・公営住宅に高齢者や障害者住宅の確保を推進します
 ・シルバーハウジングやケア付き住宅の建設を拡充します
3.美しいまちづくりのため都市景観形成を推進します
4.人にやさしい福祉のまちづくりを推進します

A地域・・・個性と特色のある枚方4圏地域の核づくりをめざします
【北部圏】楠葉北部下水処理場跡地を核に美しい商業文化地域構想
【南部圏】香里団地再開発で地域と調和する成熟した住居圏づくり
【東部圏】野外活動センターを核に自然環境をいかした市民憩いのリゾート構想
【中央圏】市行政圏を中心に高度情報集積システムの構築

B交通・・・利便な交通体系の社会をめざします
1.鉄道輸送の整備を推進します。
 ・京阪電車、JR学研都市線の立体高楽化を促進します
 ・駐輪場確保など駅前広場の整備を充実します
 ・鉄道のない東西方向の新交通システム構想をすすめます
2.道路の整備を推進します。
 ・第2名神自動車道や第2京阪道路の環境対策に取り組みます
 ・交通情報電光掲示板や放送の整備を充実します
 ・幹線道路の拡幅整備につとめます
 ・枚方新橋(仮称)の建設をめざします

5.安定した生活の確保と経済の活性化をはかります

@生活・・・生活者のために保護対策を講じます
1.消費生活情報センターの設置をめざします
2.パート非課税限度額の引き上げをめざします
3.食料や流通など消費者重視の対策を強化します

A経済・・・不況から中小企業を守る施策の推進につとめます
1.不況に対処する中小企業融資制度の拡充につとめます
2.関西文化学術研究都市との連携で地域産業の振興を図ります
3.中小企業の技術革新のため枚方市内の大学とネットワークを形成します

6.地方分権を確立し活力ある大阪をつくります

@地方分権・・・市町村優先の権限委譲をすすめます
1.国の地方関与の整理・合理化を進めます
2.地方自治体の財政権限の強化につとめます
3.地方主権基本法(仮称)の早期制定を推進します



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