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47 1998年1月号 |
新党の誕生と公明 庶民の声を実現する対抗軸 政治の混迷打開に新しい流れ |
昨年末から年明けにかけ政界は大きく動きました。 野党第1党だった新進党が解党し、自由党、新党平和、新党友愛、国民の声、黎明クラブ、改革クラブの 6党に分党しました。 皆さんから見ると何がどうなったのか、よく分からないと思います。 公明が分党のキッカケをつくったと云われますが、詳しく説明すると3年前に旧公明党が新進党に 合流する際、約600名の党職員の処遇、公明新聞社の存続問題などが積み残されたため、参議院議員の 一部と3000名を越える地方議員で公明を結党しました。 残る参議院議員も早く合流して欲しい強い要請があり、昨年の夏、選挙区候補3名が移行したが、 公認されず、国政・首長選挙で連敗する状況では、7月の参院選は勝てないとの危惧から今回の参議院 比例区に限って公明で行うことを提案。 12月の党首選挙直後、小沢党首から「選挙区も公明で行うべきでないか」との提案を受け了承した ことから、小沢党首の主導で分党が一気に進んだものです。 自民党政権に対抗する勢力として、95年の参院選、96年の衆院選で新進党の支援をお願いし、多大な 支援を頂いたにもかかわらず、このような事態になり申し訳ありません。 橋本内閣での経済不況、金融不安を引き起こした失政の責任を追及し、政権交代のチャンスにも かからわず、受け皿としての勢力をなくしたことは残念でなりません。 自民党だけが強大で、弱体な野党ばかりでは、政権交代の可能性もなく民主主義の政治の名に値 しません。 もう一度、原点に戻り皆さんのために出直す次第です。 どのような再編になろうとも、皆さんに奉仕する姿勢は何ら変わることはありません。 今回の分党によって、太陽党、国民の声、フロムファイブが新党結成を予定し民主党、新党友愛、民改連を 含めて野党統一会派・民主友愛太陽国民連合を結成し新しい野党結集が進みつつあります。 今回の政変で、政界の図式がすっきりし政治の混迷を打開しなければなりません。 与党にいる社民党、さきがけが野党に属すればもっと分かりやすくなります。 市民の皆さんに政治の仕組みを分かりやすくすることが政治家の責任であり、政治不信の解消に つながります。 これからも、流動的な政局が続きますがそのなかで、信頼を裏切らない庶民の声実現する対抗軸を 構築するため頑張りますので、引き続きご支援ください。
長い慣習の裏金問題 |
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