109 2003年5月号
枚方・寝屋川・交野 市町村合併推進

私案50億円人件費削減効果 合併協議会設置で議論の場を

 長引く不況の影響で企業や労組の構造も急激に変化し、直接に市民生活にかかわりのある基礎的
自治体である市町村にも大きな影響が出ています。
税収不足による市町村の行財政基盤の揺るぎが、市町村経営を危うくしています。
 市町村が安定した財源確保や効率的な行財政運営など多くの課題に対応するためには、近隣の
市町村が互いにワクを超え協力しあうべきです。
平成12年4月に地方分権一括法が施行され、本格的な分権時代を迎える中で、市町村合併の推進が
重要になってきます。
市町村や市民の皆さんが「自分たちの町は自分たちでつくる」という視点で議論を深めていくことが
大切です。
そのため、市民の皆さんが判断できる情報提供や議論ができる場である合併協議会の設置が必要です。
 私の枚方市(*401,753人)・寝屋川市(248,464人)・交野市(77,782人)の3市の合併問題が話題に
なっています。(*数字は14年3月31日現在の住基人口)
交野・寝屋川・枚方の合併を考える署名活動の会(日野守之・会長)が、今月から法で定める合併協議会
設置に向けての署名活動を展開されます。
住民発議として有権者の50分の1以上の署名で上程できますが、議会で否決されないため6分の1以上を
目指しています。
3市の皆さんが市町村合併の議論を深めるために3市の合併による50億円の人件費削減効果の私案を
お示ししました。


2003年統一地方選 激戦を勝ち抜き全員が当選
得票率18.66%から23.96% 2位とは8.887票の大差
 大阪府議選・枚方選挙区の投票率が、前回(平成11年)の55.00%から今回43.94%と11.06ポイント
下がったことで、共産・黒田候補は9.986票の大幅減、民主の中村候補8.224票、漆原候補5.911票と
他候補の全員が得票を減らすなか、私だけが、前回より1.779票上積みし32,534票(得票率は前回の
18.66%から23.96%の大幅増)でトップ当選を飾ることが出来ました。
2位とは8,887票の大差をつけ、3位の共産とは9,959票もひらいたダントツの勝利でありました。
 これは心から献身的なご支援を頂いた皆様のおかげです。
そして、約束をしたことは必ず実行する2期8年間の実績と政策や主張が評価された結果と思っています。
本当に有難うございました。
 枚方だけでなく府議選の投票率46.50%は過去最低の記録です。
有権者の半数以上が棄権した原因は、不景気や年金、保険など生活全般の不安感からくる政治離れ、
4人の保守系府議が汚職で逮捕されるなど政治家への不信。
知事選がなかったことやイラク戦争、SARS問題で関心が薄かったのではないかと思います。
府民の皆さんの府政への関心を高め信頼を取り戻すため3期目の当選を契機に新たな決意で望みます。
特に、大阪府は、財政再建、景気・雇用、高齢化、福祉、医療、教育、環境など課題が山積する中で、
大きな岐路に立たされています。
地元、枚方市でも、慢性的な交通渋滞、淀川舟運の復活、津田サイエンスヒルズの活性化、市町村合併、
集客観光都市整備、枚方警察署2分署化、第3次救命救急機関設置など多岐にわたる課題に取り組んで
参ります。
 今こそ地域・住民の皆さんの悩みや要望に耳を傾け、問題解決に取り組む地方議員の存在は、これまで
以上に重要です。
今回の選挙に寄せられた有権者の皆さまのご期待にお応えすべく、公約した政策の実現に全力で
取組んで参ります。
 急務なのは、府議会の議員定数の見直しです。
岸和田市では19,882票で落選する候補者がでる一方、天王寺区では7430票で当選するなど一票の
格差是正と危機的な財政状況とあわせ議員定数見直しが必要です。
そのため議員定数等検討委員会を立ち上げ議論するよう努力して参ります。
 また、後半戦の枚方市議選では公明党8人全員が上位当選を果たすことが出来ました。
今後とも、皆様の一層のご支援とご協力を心からお願い申し上げます。
 統一地方選の前半戦では、44道府県議選に178人、12政令市議選に146人の合計324人が選挙戦に
挑み、各地で大幅な得票増を果たし全員が当選。
後半戦でも、378一般市議選に1140人、21東京特別区議選に172人、422町村議選に485人(推薦
12人含)の合計1797人を擁立して全員当選を果たし、一般市議選で政党別当選者数第1位の座を
堅持しました。
前後半を合わせた全体では、公明党は2121人全員が当選し、党勢を大きく拡大する結果となりました。




第2京阪道路一部開通 京都南部・枚方間10分 枚方の渋滞緩和に効果
門真まで19年全線開通 307号東部線も開通

 東海道の大阪・神戸間の高速道路は、名神高速道路、中国縦貫道路、阪神高速道路神戸線、
同湾岸線の4本があります。
ところが、大阪・京都間は名神高速道路(6車線・10万9000台/日)が渋滞すれば、枚方市を縦貫する
国道1号線(4車線・8万3000台/日)に流入、慢性的に渋滞が発生。
接続する国道や府道も関連して渋滞し、「枚方名物」と言われるほど枚方市内の渋滞はひどいものに
なっていました。
 そのため、大阪・京都間にもうひとつの
高速道路建設が叫ばれ、昭和44年に第2京阪
道路が都市計画決定されました。
大阪府域では環境問題などで整備が遅れて
いましたが、3月30日に京都府久御山町の
巨椋池インターチェンジから枚方市長尾台の
枚方東インターチェンジまでの約10.5qが
開通しました。
同時に、京滋バイパスの巨椋池インター
チェンジとつながったため、枚方から名神高速
道路まで直結しました。
 道路の両側に、約20m幅の植樹帯や自転車
歩行車道等を含んだ環境施設帯を設置し環境に
優しい道路が実現しました。
引き続き、門真までの全線開通を目指し国や
JHに働きかけをして参ります。
府議会第2京阪道路建設促進議員連盟事務
局長を務めてきたことから3月30日に行われた
開通式にも出席しました。

枚方藤阪線開通 大幅に時間短縮

 合わせて、国道307号線のバイパスとして杉地区から京都府境の尊延寺地区までの約3qの
枚方東部線。
枚方市が整備を進めていた枚方藤阪線も枚方市中心部の国道1号線から総合体育館、山田池公園、
JR藤阪駅を通過して第2京阪道路までの3.3qが3月24日に開通しました。
これにより枚方東部地域と中心部間が約40〜50分かかっていたものが半分の時間で行けるように
なりました。



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