124 2004年8月号
枚方東部の搬送が短縮 24時間循環器医療確立
第2京阪道路の効果
 7月20日、共産党を除く北河内の府会議員で構成する第2京阪道路建設促進議員連盟総会を府北河内
府民センターで行いました。
同議連事務局長として、19年度全線開通をめざし各方面に働きかけをしています。
 昨年3月に枚方東ICから巨椋池IC間の部分開通で大幅な枚方・京都間の交通渋滞が緩和されたことは
本誌113号(03年9月号)で紹介しましたが、救急医療でも効果が出ていることが浪速国道事務所の調査で
明らかになりました。

京阪奈病院と武田病院が連携
 枚方市東部には、三大疾患の一つである心筋梗塞の治療をおこなう24時間体制の循環器内科は
ありませんでした。
時に冠動脈バイパス手術をする場合があり、近隣の京都方面にある心臓血管外科と連携する必要が
あります。
ところが、枚方市東部の交通事情で短時間搬送が確保できず、循環器内科を開設する病院が
ありませんでした。
昨年の部分開通により枚方・京都間が30分以内の搬送が可能になったことから、枚方市の京阪奈
病院が京都市の武田病院と救急医療連携を結び24時間の循環器体制が確立しました。
 その結果、平成15年10月から16年6月迄の8ヶ月間で、京阪奈病院の緊急搬送が、71件中、9件が
武田病院に無事、搬送され、残る62件は京阪奈病院で処理されました。
第2京阪道路が全線開通すれば、寝屋川、交野市などの沿線地域の病院間で短時間の搬送が可能に
なり救急医療が飛躍的に充実します。


文化、観光振興に力を 府施策で知事に申し入れ


【写真】要望する党幹事団 (左から5人目)
 7月21日、大阪市中央区の知事公館で太田房江知事ら
府幹部と会い、今年度の府政の施策と行財政運営に
関して要望を行いました。
 今回は、@真に実効のある行財政計画(案)の改定、
A「文化首都大阪」創造のため、戦略的な「文化・芸術
振興基本条例(仮称)」の制定、B観光の振興へ、
観光局の設置や独自の観光資源の開発、Cバイオなど
新産業の創出や国際金融拠点の誘致による経済の再生、
D介護予防施策の充実――など9項目の重点事項を要求
しました。
 これに対して太田知事は、「厳しい財政だが、しっかり
頭に入れ、大阪再生のために取り組む」と強調。
文化・芸術振興基本条例について、「8月に有識者会議を
立ち上げ、今年度中に結論を得たい」と述べました。


安威川ダム事業で茨木市から要望


【写真】茨木市長(右から4人目)から要望
 7月21日、府庁公明党控室で、野村宣一・茨木市長、
山本正治・同助役らの訪問を受け、安威川ダム建設
事業の要望を受けました。
府が水需要計画水量の見直しで、同事業の利水
(7万トン/日)の必要性を検討していることから計画どおり
事業推進を求められ、意見交換をしました。
 利水については、府包括外部監査や府建設事業評価
委員会の意見からも必要性について見直しを指摘
されており、9月議会の課題になっています。


府議会公明が提案 若者の仕事探し・JOBカフェOSAKA開設


【写真】公明党議員団で視察(左から4人目)

 7月1日、大阪府中央区のエル・おおさか(府立労働
センター)内に、「JOBカフェOSAKA」がオープンしました。
 ジョブカフェは、産業界、教育界、行政が連携し、若者の
仕事探しを応援するワンストップサービスセンター(1カ所で
あらゆる相談や手続きに応じることのできる施設)で、
これまでに、若年失業率が全国最悪の大阪府へ
ジョブカフェを誘致するよう強く要求してきました。
そのため、大阪府は昨年12月に、ジョブカフェを模した
「キャリカフェOSAKA」を府の単独事業として開設し、
若者の相談に応じてきましたが、今年の4月に経済
産業省が選定した「モデル地域」に指定された実現
しました。
 「JOBカフェOSAKA」は、民間企業の連合体が運営し、若いカウンセラーが、若者の相談や自己PRの
仕方や履歴書の書き方、「自分にあった仕事探し」などテーマ性のあるセミナーを開催。
パソコンやビジネス講座も提供し、仕事に役立つ技術を提供します。
ハローワークも併設し、実際の職業紹介を行っています。
 オープン以来、一日平均して約150人が来館し、滑り出しは好調です。
場所は、大阪市中央区北浜東3-14エルおおさか2階、開館日は、月〜土曜日の午前11時〜午後8時、
電話06-4794-9198


世界初の点字装置と絵本贈呈式

 潟Aスクが開発した世界初の円盤式連続点字表示装置「てんてん」と点字絵本をニューオオサカホテル
心斎橋が導入し、7月22日に贈呈式があり招待を受け出席ました。
 視覚障害者が快適にホテルライフをおくれるよう同装置を使い、館内施設や大阪観光情報を提供する
サービスを無料で始めました。


関西空港2期事業を視察

 7月20日、工事進捗率85%の2本目の滑走路が
2007年に供用開始できるよう来年度予算概算要求に
施設整備費を盛り込むことが必要です。
今後も関空支援の取組を積極的に行ってまいります。



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