146 2006年6月号
6月1日道路交通法改正

大阪市内に駐車違反の民間監視員導入 逃げ得防止に車両使用者責任を追及

6月1日から道路交通法が改正され、
@放置車両の確認とステッカー取付けなど駐車違反取締を民間の監視員の出来るようになったこと。
 当面は、大阪市内のみで府内の市町村では行いません。
Aチョークを使って数十分後に駐車違反を摘発する方式から、違反駐車を確認した時点ですぐに携帯
 端末機で手続きに入ること。
B駐車違反した運転手が反則金を払わない場合、車両所有者(使用者)に放置違反金(反則金と同額)が
 科せられること(その場合、免許点数はつきません)。また、違反金を未納すると車検拒否や車両の使用が
 制限されるようになりました。

府議会5月定例会 府警本部長に質問
民間駐車監視員制度は、大阪市内27警察署管内に258名の監視員が採用されることから、5月25日の
府議会一般質問で、近石康宏警察本部長に質しました。
特に、大阪府内の駐車違反ステッカー取り付け件数は昨年で約50万件、そのうち反則金を支払った摘発
件数は約27万5000件。残りの約45%の22万5000件が「逃げ得」というわけです。
そのため、近石本部長は、民間駐車監視員制度導入でステッカー取り付け件数を80万件と見込んでいる
ことを初めて答弁で明らかにしました。

質問要旨は次の通りです。
@駐車違反摘発件数の見込みは?
 【答弁】約80万件を見込んでいる。
Aその成果は?
 【答弁】府民の目に見える形で駐車秩序を確立する。
B監視員導入による警察官の業務軽減をどう生かすのか?
 【答弁】パトロール強化など第一線の強化に振り向ける。
C大阪市域外への拡大をいつするのか?
 【答弁】運用状況を見極めたうえで計画的に拡大する。
質問の内容が一般紙に掲載されましたので、別紙もご覧下さい。

取締り地域をホームページで公表
 大阪市内の警察署では、取締重点路線、地域を大阪府警本部ホームページで公表していますので
ご覧下さい。 http://www.police.pref.osaka.jp/03kotsu/



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