4 1994年1月号
暖かい学校の同窓の集い

真心には真心でお返しいたします K君とS君のエピソード

 当選して1年ほどしたある日、高校の恩師に「君の枚方市役所に同級生のK君が勤めているぞ」と聞いて、
会いにいくことにしました。
そこの課を訪ねた時のこと。

私「K君はここにいますか?」
課長「おりますが、何でしょう?」
私「会いたいのです」
課長「それではここに呼びます」
私「K君!僕だ。鈴木だ。」
K君「・・・・?」
私「ほら同級生の鈴木だよ」
K君「あー!。鈴木か、お前こんなところで何してんねん」
私「何してると言われても・・」
課長「これ、K君。こちらは議員さんだよ」
K君「ウソー。」

という訳で、困惑したK君とは二〇年ぶりの再会でうれしかった。
同級生で公務員で活躍している人は17人もいます。

地獄を見て来た男
 経済界で活躍している人も多い。
建築科卒業なので建築設計事務所や工務店を経営して頑張っています。
なかでも、S君は10数年前に独立し、わずかな間にメキメキと頭角をあらわし中堅の建設会社にして
しまった。
しかし、途中で手形が不渡りになり社員の給料も払えず、倒産寸前まで追い込れたが再建に成功。
学生時代の印象ではそんな不屈な根性の持ち主とは思わなかったが地獄を見てきたひとは強い。
その彼が、創立10周年を記念して大阪市内のホテルで祝賀会を開催、私も招待され出席したが、同級生が
社会で活躍している姿を見ると頼もしいかぎりです。
大阪工大学園の卒業生で建築士だけの会で大樹会というのがあります。
メンバーは大先輩ばかりで私は最も若い方です。
月に一度の例会に参加する程度の会員ですが、いつ参加しても暖かい雰囲気で気のおけない
技術集団です。
入会した直後の年末総会で、思いがけなく選挙支援を決定下さり、オークションの売上げまでカンパ
いただいたのには驚きました。
学校の同窓の暖かさをしみじみと感じた一日でした。
人から真心で尽くされれば、それ以上に尽くさねばなりません。


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