59 2001年11月号
皆さんの声が実りました

府ラスパイレス全国最低に
府住の上層階へ住替えOK 病院通訳ボランティア今月導入

 各地で市民の方々とひざ詰めの「語る会」を開催し、様々な生の意見を間かせて頂いています。
励ましの声もありますが、最近は深刻な経済情勢のため政治への怒りの声が数多くなっています。
それでも、厳しい声をいかに政策立案して府議会で主張するかが議員の使命と思っています。
 最近の会合で必ずでる意見が「役人の給与が高い。下げろ」の声です。
私も以前から赤字再建団体へ転落寸前にある財政状況を打破するため職員給与減額やリストラなど
人件費の削減が急務であると議会で訴えてきました。
 府もこの2年間、定期昇給停止や特殊勤務手当削減を行ってきましたが、さらに府人事委員会は
10月24日、今年の職員給与べ一スアップの見送りと期未手当や勤勉手当を削減するように勧告しました。
これにより府のラスパイレス(国家公務員を100として地方公務員の給写水準を示す指数)は、
平成10年度の105.2(全国1位)、11年度104.3(固4位)、12年度101.6(同34位)、今年の試算で
99.8程度になりわずか3年で全国最低水準になります。
 行革で府民にも痛みを求める以上職員も痛みを被るのは当然と考えます。

 府営往宅の高齢者の方が「歩行困難で1階に住み替え申請をしても1年以上待たされる」との声から
調査すると、上中層階から1階への住み替えは可能ですが、1階からの住み替えができない制度です。
これでは1階の空家が出ないのは当たり前で昨年の9月議会一般質問で取り上げました(飛耳長目79
2000年10月号参照)。
結果、今年の11月募集から府住宅替要綱第3条を改定し1階から上中層階への住み替えが可能に
なりました。
 同議会で取り上げた府立5病院の外国人患者への通訳ボランティア制度も11月1日から導入されました。
現在、英語、中国語、スペイン語など9カ国語、63名がボランティア登録をされています。
通訳ボランティアのKさんの現場からの生の意見から実現したものです。

また、府住宅供給公社の特公賃住宅8団地(特定公共賃貸住宅)の家賃を10月分から平均34.9%の
大幅値下げ(飛耳長目91 2001年10月号参照)したことから既に4団地では入居率が100%に
達しました。
全体では54.6%から78.5%に上昇。府の増収になりました。
これは枚方方鉾住宅自治会から近隣と比べ家賃が高く100戸のうち51戸が空家で、浮浪者が侵入するなど
改善の要望をうけたことに始まります。
平成10年12月4日に同自治会と府住宅管理課が話合いをもってから3年越しの実現となりました。


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