2007年・夏/初秋号(バックナンバー)

  1. 夜間保育所が順調にスタート
  2. 中越沖地震の被災者に「いか焼き隊」が激励
  3. 枚方市の談合事件で中司宏市長が逮捕される
  4. 夏のお祭りなどが各地で活発に展開
  5. 原水禁活動を今年も活発に
  6. 連合大阪と意見交換を行う
  7. この町のかたち研究会が例会を開会
  8. 新潟県・中越沖地震に救援募金を
  9. ラジオ体操が枚方市にやってきた
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1.夜間保育所が順調にスタート

 昨年秋にスタートした夜間保育所「みょうぜん保育園」はこの程、定員の45人に達し、順調な運営を続けています。
 保育所はこれまで入所待ちが多く、「待機者の解消」のための施策が最重点として取組まれてきました。しかし今日、「働き方」が多様化し、保育そのものも多様性を求められ、時間外保育、一時保育・特定保育などが少しずつ整備されてきました。ただ、夜間保育は管理運営などで様々な規制があるため、政令市を除くと3ヶ所しかなく、それだけに枚方市内に設置された4ヶ所目の「みょうぜん保育園」には大きな期待が寄せられていました。
 中村議員は7月下旬の土曜日の夜9時前にここを訪れ、保育士や施設長らと懇談しました。平日とは異なり、子ども達がかなり退所した後でしたが、それでも幼児2人に対して保育士は1人の割合で配置されていました。仮に幼児が1人になった場合でも、必ず保育士は複数配置をしているとのことで、運営の大変さを改めて理解できます。

夜間保育のみょうぜん保育園
亀井理事長の話
保育園には朝から夜遅くまで、12時間近く保育の必要な幼児もいるので、健康管理などが大変です。また夜間は防犯対策も重要で、事故がないように万全を期しています。子ども達の笑顔は私たちにも元気をくれます。保護者と地域の期待に応えて頑張りますので応援をよろしくお願いします。

2.中越沖地震の被災者に「いか焼き隊」が激励

 枚方市役所の職員ら有志30人がこの程、新潟県中越沖地震の被災者を元気づけようと、いか焼き隊を結成して現地を訪問しました。
 職員有志は20日夜に枚方市を出発し、翌日の21日に柏崎市の小学校グランドに設けられた避難所にテントを設置し、アツアツのいか焼き1000食分を提供しました。
 原背隊長らメンバーはこれまでから、阪神淡路大震災や先の中越地震でも経験済みで、いか焼きは持ち込む機材も小型で、たこ焼きなどと違って焼く時間も短く、被災地への支援に適しているとのことです。
 今回の材料費の約10万円はすべて職員らのカンパで賄われていますが、参加メンバーは、「少しでも被災者に元気をと思って行きましたが、疲れました。元気を出して、一日も早い復興を祈っています」と語っていました。

枚方市役所のいか焼隊

3.枚方市の談合事件で中司宏市長が逮捕される

 大阪地検特捜部が中司宏・枚方市長を逮捕したというニュースは7月31日昼、一気に全国を駆け巡りました。5月末に、枚方市の清掃工場建設工事をめぐる談合事件があると報道されてから約2ヶ月、参議院選挙に入ってからはほとんどこの事件は伝えられることがなかったため、「もはや終わったのではないか」と一部で語られたり、また一方で「このまま終わるはずがない」という声などが出されていました。

 私自身の機関紙である「中村哲之助21広場」でも、しっかりと推移を見守りながら、民主党枚方市議会議員団とともに、「事件の解明と再発の心配のない体制づくり」をめざすと記載して印刷(8月1日)した途端に、この「逮捕」が伝えられました。従って、機関紙にはこの逮捕については触れていませんので、ご理解のほどをお願いします。

この事件を振り返ってみますと
 枚方市発注の清掃工場建設工事の入札で談合があったとして5月29日、大阪地検が大林組幹部や現職警官ら6人を逮捕して以後、副市長や自民党府議らの逮捕が相次ぎ、市民から「一体どうなっているのか」と、厳しい批判が寄せられてきました。
 さらに統一地方選直後の定例議会で恒例の市長の所信表明が中止され、市制60周年の記念式も延期を決めるなど、市政は混乱のままになっています。

 中司市長は広報紙の7月号で、

  1. 市政の最高責任者として誰よりも、事態の重大さと責任の重さを痛感している
  2. 当面は事態の収拾に全力を注ぎ、その上で市長自身の責任を明確にする
  3. 外部有識者による調査委員会を設け、事業枠組みの決定、設計・積算、契約、入札のすべてを検証し、再発しないようにシステムの確立をはかる
と説明しています。

 また、議会の本会議での各議員からの質問に対して、「私は談合に一切関わっていない」と強く否定してきました。
 これに対して民主市議らは、「談合事件が発生したことは残念でならない。まだ捜査中ではあるが、一日も早い疑惑の解明と責任の所在の明確化、再発しない体制づくりをめざして頑張りたい」と語っていました。
 中村議員も、「大阪府でも同様の事件がこれまで何度も起こり、この10年ほどの間に5人もの現職府議が逮捕され、制度の改革などに努めてきた。枚方市でも二度とこのような事件が発生しないよう、事態の推移を注視し、市議団とともに疑惑をもたれない市政推進に努める」と述べていました。
 今回の逮捕について太田知事は、「大変驚くとともに強い衝撃を受けている。誠に遺憾で、枚方市が全庁をあげて談合防止に向けた取組みを強力に進め、一日も早く信頼を取り戻すよう求めたい」と述べました。  


4.夏のお祭りなどが各地で活発に展開

 いま、枚方市内の各地域で「夏祭り」として、盆踊りや夜店、花火大会などが活発に行われています。
 中村議員は案内をいただいた会場には時間調整が可能であれば、場合できる限り出席することにしています。中村議員はこれまでから、「地域の様々な行事に出席することは議員として本当に大切なことです。地域のいろいろな状況が把握できるし、また要望や不満なども聞かせてもらえます。このことによって、次の議会で質問したり、またそれまでに、土木事務所や関係機関との調整を行ったりすることによって新たな施策を提案することにもなりますし、早急な対応が可能にもなります。行事への出席は、まさに議員の政務調査活動の一番大切な部分です」と語っています。

5.原水禁活動を今年も活発に

 枚方地域の原水禁運動は今なお、多くの団体などが「原水禁枚方地区実行委員会」を結成して 取組んでいます。
 今年は参議院選挙中の平和行進に続いて、7月30日に街頭署名活動・パネル展に取組み、平和への訴えを行いました。

街頭署名と訴え

交流会での署名
 さらに8月4日から始まる原水禁世界大会・広島大会には、約20人の代表団を送りました。今年は議員団から野村いくよ枚方市議会議員が参加し、この団長を務めました。
 中村議員は大阪府の監査委員に就任していますので、どうしても日程調整ができず、今年の参加は取りやめました。
 また、中村議員は写真のように、平和運動を進める団体の交流会の中で原水禁運動を進めようと、署名をしました。

6.連合大阪と意見交換を行う

 中村議員ら民主党無所属ネット議員団はこの程、連合大阪の会長・副会長・事務局長らとの「意見交換会」を行いました。
 連合大阪の伊東会長は、「小泉・安倍内閣の進める規制緩和・改革路線の中で、国民の負担は大幅に増加した。この6年間で平均的なサラリーマン一人当たり、約40万円の負担増になる。正規の雇用者も減少の一途だ。非正規雇用者の労働条件などを調査していくと、大変な状況になっている。そのためにも、大阪の中小企業が元気になり、雇用の拡大と雇用の安定につながる施策を進めてほしい」と要請しました。
 議員団からは、選挙時の支援のお礼とともに、政務調査費問題の経過や今の大阪府の置かれている厳しい状況を説明するとともに、
  • 大阪の産業活性化と雇用促進への取組み
  • 安全対策のための警察力の充実
  • 子育てと教育のあり方
  • 介護保険・自立支援法に伴う様々な課題
  • 大阪市長選・知事選
などについて説明しました。

挨拶するのは民主党議員団の半田幹事長
その右へ2人目が中村議員


7.この町のかたち研究会が例会を開会

 統一地方選挙後、しばらくお休みの続いていた「この町のかたち研究会(=以下、町研)」が8月4日、久しぶりに例会を開会しました。
 統一地方選挙後、府議会では政務調査費問題が浮上し、さらに参議院選挙への取組みなどが重なったため、町研をどう運営するのか、新たな役員をどうするのかなどが議論されないままで時間が経ち、町研を早く再開しようとの声が出されていました。これを受け、この程、世話人が集まり「新役員」を決定し、その結果、中村議員が町研の新たな代表に就任し、ようやく第一回例会を開いたものです。

  1. 後期高齢者の医療問題
  2. 周産期医療・小児医療の問題
  3. ドクターヘリの運行
がテーマです。

 この町研は誰でも参加が自由で、いつからでも入会できます。ご希望の方はぜひご連絡ください。


8.新潟県・中越沖地震に救援募金を

 中村議員は中越沖地震で被災した方々を支援しようと、「救援募金」の呼びかけをしています。21広場でもお願いしていますが、皆さんのご協力をよろしくお願いします。
 「救援募金」は事務所で受け付けていますが、よろしければ、下記の口座にご入金いただければ幸いです。なお、その際は「救援募金」と明記下さいますようお願いします。

・加入者名 = 中村哲之助21広場
・郵便振替 = 00920−6−20587
・なお、お振込みの際の手数料はご負担くださいますよう、お願いします。

9.ラジオ体操が枚方市にやってきた

 参議院選挙真っ盛りの7月22日早朝、あの「ラジオ体操」が枚方市のサダ中学校にやってきました。「新しい朝がきた、希望の朝‥‥」というお馴染みの歌を、中村議員や会場の1,500人が大きな声で楽しみました。
 この日、5時40分頃に学校へ着いた中村議員は、地元の河西市議らとともに、会場の準備をしていただいている方々に労いの言葉をかけるとともに、事前の練習にも参加。朝の涼しい時間帯であるのに、暫くすると汗をかくくらいになり、日頃の運動不足を痛感します。ラジオ体操に参加された人達は、かなりの高齢者からいつもラジオ体操に学校のグランドへ来ている子ども、軟式野球などのスポーツクラブに所属する子ども達まで、実にいろいろでした。

 準備をしていただいた方々との懇談で、「やっぱり全国的なメジャーは違います。けれどもこのような機会が訪れたことによって、みんなが身体を動かし、朝早くに起きるという気持ちが少しでも強まれば素晴らしいことだと思います。中村議員も議会活動で余り身体を動かしていないでしょうから、いい機会だったでしょう。誰もが気軽にスポーツに親しめる広場の確保など、スポーツの振興に力を入れてくださいね」と激励と要望を受けました。

21広場 /  府議会・府政だよりこの町のかたち