『科学読物研究』

   
        主   張           
                             
 
近年、たくさんの通称「科学読み物」が発刊されています。形の上からいっても読みものあり、記録ものあり、伝記ものあり、写真本あり、図鑑類あり、飼育観察ものあり、工作ものありで、ほんとに多種多様です。また、編集の方針からいっても、自然や社会の個別知識の伝達に重きをおいたもの、科学的な見方を育むことを目的としたもの、感性を育てることを目的としたもの、現実の社会問題にせまるものなど、これまた多様です。 しかし、そもそも「科学読み物」をどのようにとらえていけばいいのでしょうか。
 
 科学読み物は,たんなる知識の伝達の書ではありません。先人の科学研究の足跡をひもときながら,広く科学の世界に空想を復活も広げられることも大切な要素です。それらの内容も重視した研究をしていきます。 
                                        

科学教育の分野で画期的な成果を上げている仮説実験授業では、読み物を「授業書」の重要なパートとして位置づけており、「総合読本」などの発刊もされています。 また、「科学読み物」についての歴史的研究も板倉聖宣氏らによって行われています。 明治・大正・昭和にかけてたくさんの科学読み物が発行されていますが,それらの本の発掘研究も大切な要素ととらえています。

 また,創作の科学読み物執筆にもとりくみます。それらを読んだ子どもたちの反応も研究資料として集積とします。

          
  以上のような各分野の科学読み物に関する研究資料、書評、情報を集約して「科学読み物」研究に重点を置いた研究をしています。                                      
 「科学読み物」研究に興味のある人の参加、投稿を募ります。 また、研究冊子「科学読物研究」購読会員も歓迎です。希望者は下記お申し込み下さい。
                    

研究冊子 
 年数回発行    会員にはその都度送付  
   既刊本は各500円 (送料別) 19号以後は600円
     申し込みは下記西村まで

                              表紙と目次  研究会資料

                            

  編集委員  西村寿雄  高村紀久男 井藤伸比古
                
   事務局  西村寿雄  Mail:ja3aeh@cc-net.or.jp
   振込先  郵便振替番号  00990-1-41987
               加入者名
  科学と読物の会
 

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