ちょっと手作り                               2001,3,28
       スティック・バランストンボ 
                                  
 棒の先に、口先部分でひょいと止まるバランスとんぼがあります。
ゆらゆらとゆれながらバランスよく棒の先に止まるトンボは見ていてあきないものです。
『ものづくりハンドブック4』には、紙を使った作り方が出ています。これはこれで簡単に
作ることが出来ます。
 同時にこの本では竹製のバランストンボの写真もあります。やはり、竹製の方がいか
にも〈おもちゃ〉という感じがします。そこで、こういうものを簡単に作れないかと考えました。
 ここでは、すべて竹製とはいきませんが、羽の部分はキャンディー
のスティックを使い胴体部は竹箸を使って、簡単に作れるバランストンボを紹介します。
道具はカッターナイフだけ使います。
 
  【材料】 キャンデースティック(115mm×10mm) 4枚 
       (冬場はあまり店頭に並んでないので、学校出入りの教材屋等に注文する)
       竹割箸 1本(1/2膳)
        (丸く削った竹割箸 スーパーなどの店頭にある)
どうがん (動眼 5mm 、または3mm) 2個
(クラフト店にある。学校出入りの教材屋でも入手可能)
       厚紙(約30mm×30mm)  1枚
 
  【道具・用具】 カッターナイフ、 セロテープ、 木工ボンド
   (着色したい人は、塗料)
 
  【作り方】        
      1. キャンディースティック4枚とも図のようにカッターでけずり形をとる
(下記 作業図1 参照)
2. 約100度ぐらいに開いて4枚をセロテープでとめる
            (別紙 作業図2 参照)
                     
3. 竹割箸の先から110mmぐらい切断し胴体にする。残りは台座棒に使う。
       4. 胴体部の切断した部分をカッターで少し平らにとがらせる
         
       5. 胴体部の先に、2個の〈どうがん〉をボンドでつける
       6. 4枚の羽根を胴体部にセロテープではりつける
       7. 厚紙に竹割箸の残りをボンドでつけて台座を作る
             (別紙 作業図4 参照)
       8. 台座にバランストンボをのせてバランスを調べる
            (羽根の角度、羽根の着ける位置によって微妙にバランスは変わる)
       9. うまくバランスがとれれば、4枚の羽根を胴体にボンドでくっつける
     10. ボンドが乾けばセロテープをはずす
     11. 着色したい人は、適宜着色する
 
 完成すれば、バランストンボを台座に乗せてコーヒーブレイクをどうぞ。
 材料があれば、小型サイズに挑戦しよう。

                              「科学あそび」