『音であそぼう』 1999年11月6日
枚方市立枚方図書館
ここでは、久々に科学遊びを企画されたとのこと。最初の募集ですぐに定員を
超したとのことだった。会場の都合で人数は25人に制限される。当日は、担当
の大野さんと4人の職員の方が手伝ってくださる。
小学校1年生から6年生までの子どもと保護者の方が5人ほどおられた。
今回は、「音であそぼう」がテーマで、
音ってなあに……ぶるぶる(振動)
を合い言葉にした。
初めに、「たたいてぶるぶる」で、いろいろな音を出す物を紹介した。子どもた
ちからも言ってもらったりした。カスタネット、風鈴、ミュージックチャイムなどを
使ってあくまでふるえている(振動)時だけ音がすることを強調する。
次は「しごいてぶるぶる」。蛇腹ホースを持ち出して棒でこするとギコギコ。ト
ーキングバルーンをこすって「ガンバッテ」。そのあと、たこ糸を紙コップにつけ
て糸をこすると、「ガ・ガ・ガ・・」と大きな音の出るなきごえ。あまりの音にみんな
びっくり。
ここで、一人一人「なきごえこっぷ」を作ってもらう。
簡単な工作だが、みんな作った後ガーガー、ガーガーとうるさいぐらい鳴らしま
くる。しばらく、好きにさせる。
次は、空気の振動に入る。エアコン用の配水管を振り回すと……ヒュンヒュン
ととてもいい音色が響く。子どもたちも不思議がる。では、問題。
「この管の片方をビニルでふさいで回すと音は出るか」
かなりの子どもは「出る」に予想。やってみると、…「出ない」。「反対側をふさ
いだら」と子ども。そのようにしてみても、やはり鳴らない。次に、洗濯機用の配
水管を振り回してみると… 今度は、音が出ない。管の中がギザギザで空気が
流れてこそ、はじめて「空気がふるえて音が出る」ことを話す。
次は、「くうきでぶるぶる2」で、ストロー笛作りをする。これは、すでに作
った子も数人いたがみんな楽しく作る。長いストローをわたして好きにさせた。
6年生はさすが、ストローにいくつもの穴をあけて音階をつけていたので、みん
なの前で吹いてもらう。
最後は、「くうきのうずでぶるぶる」で、竹ぶえを作ってもらう。初めにリード
のつけていない竹だけを見せて、「このふえは鳴りますか?」の問いに、ほとん
どは「鳴る」を挙手。でも鳴らない。空気が細い溝を流れることによって音が出
ることを話しして、いよいよ笛づくり。
初めから適当なサイズに竹を切っておいたので子どもはリードのいたをつけ
るだけ。でも、みんなが鳴るには少し調整も必要だったので、これで、約20分。
みんな、いい音色を響かせて、この講座を終わる。みんなの満足度は5かな。
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