土倉のジャスパーと
      湖北のガーネット

2004年3月17日

    土倉鉱床跡 
一帯は約2億年前の付加帯で,チャート,砂岩,泥岩などが入り交じる。
そのうちの緑色岩に鉱物が入り込んでできたレンズ状の鉱床。
かつては,主として黄鉄鉱,黄銅鉱を
産出した。このなかにジャス
パー(鉄分の多い石英)も入りこんだ。                    

      ジャスパー(碧玉 鉄石英)

      ジャスパー

      土倉鉱山鉱口 

      ジャスパーとメノウ

       含黄銅鉱

       含黄鉄鉱

      黒地ジャスパー

   

                            奥びわ湖跡採石跡
                ここは,石灰岩地帯に花崗岩が入り込んで接触変成をおこした接触交代鉱床
              の跡。この地帯もかつての付加帯で,部分的に石灰岩を産する。その石灰岩
              帯に花崗岩のマグマが貫入した。その石灰岩のカルシュウムとマグマの熱水
              溶液が反応してさまざまな鉱物を抽出しスカルン鉱床を作った。この現場では,
              ガーネットと磁鉄鉱などが採掘されていた。
               
  今は,採掘はされていないが,ズリからかなりの鉱物が拾える。


さまざまな形のザクロ石


    含ザクロ石鉱床     

        採掘場ズリ場

     含ザクロ石鉱石

         水晶

         石英・水晶

      含ザクロ石鉱石

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