北陸砂鉄海岸
美川町・小舞子海岸
2004年5月25日
第三紀中頃,中新世の時代には,本州一帯にはげしい火山活動が起こりま
した。「グリーンタフ変動」と呼ばれている活動です。その時に沢山の,火
山灰層や溶結凝灰岩層をつくり,この北陸一帯に広く分布しています。
この付近の火山性凝灰岩などを集めて流れている川が手取川です。
その手取川が海岸に砂をためてできた砂浜が,ここ美川町・小舞子海岸
です。少し小粒の砂鉄ですが,注意して見ると黒いすじが見えてきます。
皆生温泉なみの砂鉄含有量です。フェライト磁石を砂に入れると,
まっ黒になるほど着いてきます。
小舞子浜より少し南に安宅の浜があります。ここの砂にも,かなりの砂鉄が
入っています。また,少しくだった黒崎,片野の浜名にも砂鉄は多いです。片野
の浜のすぐとなりの貝場浜は,波の当たりも良いのでしょうか,砂鉄が見事に選
別され,黒い浜となっていました。
白山
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![]() グリーンの礫(グリーンビーチ浜) |
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![]() 貝場浜にて |
![]() 貝場浜 |
![]() 磁石につく砂鉄 |