凝灰岩の町
小松市・観音下(カナガソ)町

2004年5月1日

第三紀中頃,中新世の時代には,本州一帯にはげしい火山活動が起こりました。
「グリーンタフ変動」と呼ばれている活動です。その時に沢山の,火山灰層や
溶結凝灰岩層をつくり,この北陸一帯に広く分布しています。
ここ,観音下地帯の凝灰岩はその時のものです。この凝灰岩は,栃木の大谷石
と同じで,加工しやすい上に軽くて空隙が多いため,,断熱,防水,吸湿などにすぐ
れた性質を持つことから,蔵や家屋の壁,敷石などに利用されています。
見た目にもなかなか美しい景観です
         


                  採石場跡    

        お宮の屏

        民家の蔵

      お宮の倉庫

         民家の側壁

    市立西尾小学校門柱

      民家の敷石

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