地団研巡検 
 
石川・ゾウ足跡化石

1989年10月29日

                                                富田林市・石川

 
   1989年8月、富田林市を南北に流れる石川の河床でアケボノゾウ
  の足跡化石が見つかりました。このあたりの地層はは100万年から
数十万年前の大阪層群に当たります。(下記表)
  高校生を中心に市民参加の発掘調査が大々的に行われ、ゾウの歩
  行の跡がわかる連続した足跡やシカの足跡化石も見付かりました。
   アケボノゾウは背の高さが約2m、巨大なツノを持っているのが特徴です。250万年から60万年前まで日本に生息していました。 
  その後日本のゾウはトウヨウゾウからナウマンゾウに変わりました。 
   ナウマンゾウは約2万年前まで本州の各地にいました。野尻湖の発
掘が有名です。




 
          爪の跡が見える
   
        歩いた足跡の跡
   
         シカの足跡も見える
 
       標本として箱詰された

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