高知
伊野仁淀川・桂浜・横浪三里

                  2003年11月21〜11月22日

付加帯の石をさぐる

高知県は,三波川帯の南側に秩父帯,四万十帯と外帯の付加帯が続く。
それらはすべて大洋からのプレートによる押し込み地層であるが,中でも
四万十帯はチャート,石灰岩,砂岩,泥岩などがごちゃまぜに入り込んでい
る。いわゆる陸上からの堆積物と海洋での深海での堆積岩とがブロック
状に入り交じった層(メランジュ)で,それぞれの層理面も一定しない。場所
によっては一つの地層が垂直近くまでせり上がっているところもある。  
これらの四万十帯は,ここ高知だけでなく,紀伊半島や静岡県にまでのび
広く西日本を覆っている。

今回は,この四万十帯の観察と磁石に着く石の調査に出かけた。

横浪三里・五色浜

・・・ 四万十帯
清流・仁淀川 多種多様なれき
横浪三里(四万十帯)
チャート・砂岩のれき・桂浜 チャート・砂岩のれき 五色浜

れき 五色浜  泥岩 五色浜
チャートと泥岩層 五色浜
珪質砂岩
泥岩層・緑色岩層 五色浜にて

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