morozaki
師 崎

2021年12月3日

   

                              美しい地層を求めて井藤伸比古さん(愛知)に案内してもらった。愛知県知多半島にある師崎
                            層群である。どこを見ても美しい堆積層がはっきりと見える。
                             資料によると、師崎半島南部は約2000万年前の新生代第三期中新世の堆積物だ。砂泥互
                            層になっている。堆積物を見ると意外に白っぽい岩片も見える。凝灰質シルト岩になっている部
                            分もある。この時期は、ちょうど第一瀬戸内海の時代で火成活動も活発だった海性の堆積物が
                            主である。
                             なお、ここは化石産地としても有名な場所でもある。今回は化石採集はしなかったが、この地
                            域は以前から化石産地として知られていた。魚や貝類、ウニの化石も出ている。


      化石産地でもある

        凝灰質砂質泥岩
              
                    日間賀島へ
 
        日間賀島
 
         海性粘土堆積層
 
        これもシマシマ
 
        断層? 破砕帯も見える
 連絡船に乗り、直ぐ近くの日間賀島に着く。ここも師崎層群が伸びる。
 海岸には、泥岩層の層理が見えていた。海底泥岩の貝割れ状節理がよく見えた。波に浸食されずによく残っていた。
 
 日間賀島は海産物の料理も多い。タコもそのまま茹でて出されてきた。
 
            タコ料理

                                                   「地質巡検記」へ