枚方地学班第22次巡検  

根尾谷・木曽・白山・手取層群 

1997年8月18-20日

  行程

 ◇1日目 818日(月)

枚方郵便局==根尾谷==犬山市木曽川川原==郡上八幡(泊)

 ◇2日目 819日(火)

宿舎==ひるがの高原(夫婦滝・分水嶺)==白川郷合掌作り ==白山スーパー林道 =白山国立公園中宮展示館==手取川===白峰恐竜館===白峰温泉(泊)

 ◇3日目 820日(水)

宿舎==中竜鉱山跡==足羽川==越前竹人形館==枚方


◆根尾谷断層
1891年(明治24年)東海地方を襲った濃尾地震は,根尾谷を中心にした断層が大きく動いた。
現在も,その痕跡が遺跡として残されている。上下に6mも動いたとされる。

         

     

◆木曽川のチャート
付加体堆積物の一つ,深海性チャートが岐阜県にある長良川や木曽川流域に出ている。特に犬山近くでは
中生代の赤色チャートが見られる。P/T境界の深海の海底で堆積したチャートである。       

     
           

◆白山・手取川・白川
火山活動によってできた板状節理にできた滝(夫婦滝),ひるがの高原の分水嶺,手取川中滝鉱山跡など見学。
白川では,高さ100mの御母衣ダムを見学。このダムは石積みを元にしたロックフィルダムである。手取層では
新第三紀の流紋岩,安山岩が見られた。茅葺きの合掌民家が見られる白川郷など見学して帰阪する。
     

 
            夫婦滝
   
 
          御母衣ダム
   

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