大阪府・寝屋川市内
海底堆積層(ウェーブリップル)
1991年3月
大阪府の北東部、寝屋川市の寝屋地区に美しい竹林の崖が出ていた。大阪層群の一部でMa6 ~Ma8(40〜50万年前)の海生の堆積層だった。残念ながら今は開発されて見ることはできない。 そこに国内でも珍しいできるウェーブリップル(蓮痕)が記録されていた。ウェーブリップルは海浜部にできたさざ波の痕跡である。今でも浅い海底部によく出来ているが、それが何万年も残っているのが珍しい。おそらく海底部の泥岩層にあったウェーブリップルの上に洪水などで一度に砂や粘土をかぶってそのまま固定されたのではないか。一時は学者間でも話題になった場所でここに記録を残しておく。 古生代や中生代の地層にもリップル面はときどき見ることができる。他の場所の古い地層も併記する。 |
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