二上山
輝石安山岩・火砕流・溶結凝灰岩

2014年6月8日,20日

二上山は大阪と奈良の県境にあり,1500万年前に噴火した火山岩等が見られる。
近くにサヌカイトなどを産し旧石器時代の遺跡も多い。
火口は特定できていないが,下図サヌキトイドのカルデラ内部と思われる。
火山噴火と同時に,大規模な火砕流を流し周辺部には広く溶結凝灰岩や安山岩,
凝灰岩などをつくった。二上火山噴火の大きさが忍ばれる。
なお,二上山の北部には白い屯鶴峯が広がっている。火砕流堆積物や凝灰岩
からなる全国的にも珍しい景観を見せている。


二上山(葛城市より)                当麻寺


ルート                                推定火口近辺


  当麻寺灯籠(角礫凝灰岩)
      
     凝灰岩
 
           溶結凝灰岩

     溶結凝灰岩

  流紋岩    
 
         黒雲母安山岩

      岩屋(角礫凝灰岩)

          ミツバツツジ          
 
            雄岳山頂
 
        寺山火山岩
         2014,06,20
  
 
        サヌキトイド安山岩岩脈

                                    

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