2020年1月11-13日
琉球石灰岩を求めて

沖縄中部

    
   
  沖縄県は、他県では見られない琉球石灰岩(50万年前)が見られる。本州などで見られる付加体の石灰岩とは時代が異なり、新しいだけに様相もだ
  いぶ違う。
   沖縄も、日本列島と同じく、長い間中国本土にくっついていた。その後、沖縄舟状海盆が開き現在に至っている。それだけに沖縄本島以北では、
  火山島が見られる。
   今回は、沖縄本島中部の石川付近を探索した。沖縄本島は地質図にあるように北と西とで大きく異なる。
  おおまかには、西方は琉球石灰岩と新しい地層が見える。クチャと言われる粘土は、西方の産でpH 8.7。これに対して、北側は古い付加体の地質
  で覆われている。およそ、3000万年から3億年前の地層だ。これらはpH計で酸・アルカリの区別は出来た。
    琉球石灰岩もCaCO3なので塩酸に反応する。沖縄では、そのほか貝殻やサンゴもう多く、海岸などほとんどの砂は塩酸に反応する。山が少なく、
  川も少ないので砂にも火成岩からくる石英はほとんどない。
   今回は「たのしい授業研究所」のみなさんと、塩酸の小瓶を持って地層探検、石探しをした。
   

  瀬長島(琉球石灰岩) 波で浸食をうけている。

          貝がらやサンゴの浜
         
  
         瀬長島  貝がらとサンゴの浜

       琉球石灰岩 残波岬

           琉球石灰岩の岬

         琉球石灰岩の岬

        石川の国頭層

           閃緑岩(転石)

          pH 4.6 国頭層

      ハイビスカス 原種

         琉球石灰岩

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