木の葉の化石
神戸層群・白川
1983年2月
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3,500万年ほど前はまだ日本の地形が定まっていなくて、現関西地方も、大きな内海が広がっていた。 この海を第一瀬戸内海と言う。今の明石あたりに六甲山地の裏側に向かって大きな入江になっていて、 時には淡水湖が広がっていた。まだ、亜熱帯気候で広葉樹林帯が湖の周りに広がっていた。 またこの時期は火山活動も活発で各地に火山が噴火し幾重にも火山灰が降り積もった。火山灰による 凝灰岩は植物化石の分解をくいとめる働きになった。酸素欠乏の中、火山成分のマンガン、鉄、マグネシ ウムなど金属微粒子が多くしみ出し炭素成分と置き換わってそのまま保存されることになった。 当時はちょうど神戸市の都市開発が進み白川台、藍那などでは化石採集に好都合であった。 (以後しだいに採集場所は縮められ2000年代にはほぼ採集地はなくなった。) |
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