多田銀山

2025年3月23日 

兵庫県北部一体には銀山・銅山痕がたくさん並んでいました。この近くは、生野・
明延などの銅銀鉱床などがありました。丹波帯の花崗閃緑岩帯に鉱脈が入り込
み銀・銅など有用な鉱石が採掘されていました。
 旧多田銀山は超丹波帯(ジュラ紀)の有馬層群にあり、地下からもりあがってきた
花崗斑岩、石英斑岩、流紋岩などがあちこちに出ています。それら岩石のすき
間に銀・銅・鉛などを含んだ熱水が入り込んだ鉱脈が出来ていました。
その鉱脈が出ているたくさんの場所がこの猪名川町にあります。鉱脈の出る場
所には多くの坑道(間歩)が掘られました。
(参考・兵庫県立考古博物館パンフ)


       
 
        花崗斑岩(鉱脈)
 
      採掘場入口(間歩)
 
        採掘場入口(間歩)

         石英斑岩        
 
       凝灰角礫岩(石英脈)      
        銅鉱石(悠久の館)
           

         火山噴出物
 
       花崗斑岩(石英脈あり)

         石英斑岩
   

                    

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