高尾山の地質

2014年4月12日

                              高尾山は四万十帯に入る。四国,近畿,東海南部に付加している
                            「四万十帯」が,丹沢山地,伊豆半島の衝突で,ここでは大きく歪曲さ
                             れている。それだけに,高知,和歌山ではあまり見られない破砕の
                             進んだ堆積岩(ケイ質砂岩,粘板岩,千枚岩など)が目についた。
                              砂岩,粘板岩互層の間隔も細かく,6号路登山道では切り立った
                             層理面が目につき,黒光りした固い粘板岩が美しく光っていた。
                              断層面は見落としたがいくつもの沢筋は断層面である。
                              文献ではチャートも出ているとのことだが見つけられなかった。


 
                       

          

                  

                                      


      砂岩・泥岩層理面

         泥岩と粘板岩

        ケイ質砂岩

        粘板岩

        千枚岩

       凝灰岩質泥岩

       粘板岩でできた渡り橋


                                            「高尾山登山」へ

                                            「地質巡検記」へ