花崗岩の島・屋久島

2007年6月22~24日

 

 熱帯雨林の島屋久島は地質的にも魅力的な島だ。
 屋久島の特徴は,なんといっても島の中心部にある屋久島花崗岩。地質図で赤く塗られている部分。1600−1500万年前に地下深くにできたものとされ,特徴は大きな結晶の正長石を含むことにある。屋久島の中央部にそびえる山々はすべてこの花崗岩でできている。
 この周囲を4000万年ほど前にできた砂岩,泥岩の付加体が取り囲む。というより,もともとこの付加帯をつきぬけて花崗岩が後から隆起してきたことになる。海底溶岩を示す枕状溶岩も見られる。その他,屋久島花崗岩の熱で焼かれ硬くなっているフォルンフェルスも見られる。
その堅いフォルンフェルスが各所で豪快な滝を形成している。
 約7300年前に噴出した鬼界カルデラの大規模火砕流が屋久島を覆った。一部に火砕流堆積物が残っている。

 

     屋久島花崗岩

      屋久島花崗岩(捕獲岩)

      段丘堆積層

       ホルンフェルス

      ホルンフェルス

      ホルンフェルス

    大川の滝(ホルンフェルス)

  トローキの滝(ホルンフェルス)

      千尋の滝(花崗岩)

     田代海岸(枕状溶岩)

      枕状溶岩

      火砕流堆積層

                                    屋久島・植物編

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