議員はサービス業


  皆さんが役所に行くのは、住民票や印鑑証明が必要な
ときぐらいで、まして、市議会をのぞいたことなど、一度も
ない方が大半ではないでしょうか。
 私も、長年勤めた民間会社を辞め、昭和六十二年、
枚方市会議員に当選するまでは、皆さんと同じく、
市議会の傍聴などしたことのない一市民でした。
 しかし、議員になってみて、『役所という行政機構は、
市民生活と非常に密接なかかわりがある』ということを
実感しています。
 行政がルール(法律)どおりに機能しているかどうかを、
住民の立場からチェックして、おかしかったらただすことが、
私たち議員と議会に課せられた、最も大事な仕事です。
 ところが、市民の代表として、その行政を監視する役割を担う市議会の事が、案外知られていないのです。
『政治は閉鎖的で、わかりにくい』とお考えかもしれませんが、皆さんと議員、行政との意志の疎通なし
には、決して市民生活の向上は望めないと思います。
 市民・議会・行政の三者が有機的に働けば、必ず向上するはずです。
 もとより、私自身、議員という職業は、いわゆる『先生』であるとは思っていませんし、皆さんに奉仕する
サービス業であると考えています。
 そこで、日頃、私たち議員がどんな活動や生活をしているのか、また、市議会や行政はどのように機能
しているのかなどを知っていただき、政治を身近なものとして感じて、大いに活用してほしいと願って、私の
一期・四年間の活動を交えながら、まとめてみました。


<<< 目次ページへ −議員はサービス業−
第一章 ファジーな議会へ >>>


Copyright(C)2000 Kazuo Suzuki. All Rights Reserved.