地団研巡検
伊賀(古琵琶湖層)と伊勢(付加帯)
2005年12月11日(土)―12(日)
伊賀市
服部川の古琵琶湖層 伊賀市平田「せせらぎ公園」横 400万年前の古琵琶湖層を作っている「大山田湖」の跡。ゾウやワニの足跡化石が発見されている。ゾウは背丈4mものシンシュウゾウと言われている。ワニは2.5m近くのクロコダイルと見られている。 現在,服部川河床で,イガタニシやドブガイなどの貝化石も出ている。 |
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![]() ワニの足跡 |
![]() イガタニシ |
![]() ドブガイ |
伊勢方面
この地は,中生代地層と付加帯(秩父帯)が複雑に出ている。
![]() 蛇紋岩 |
![]() 鳥羽竜足跡化石 白亜紀前期・大型鳥脚類 |
![]() 鳥羽竜の大腿骨 イグアノドン科 (松尾層群) |
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![]() 白根崎海岸(中生代化石産出) |
![]() チャート岩盤(鸚鵡岩) |
![]() 石灰岩 |
![]() 神路川 |
![]() 石灰岩(伊勢神宮領地) |
![]() 枕状溶岩 |
![]() 断層破砕帯 |
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![]() タヌキ糞 |
月出断層について
見た限り破砕帯が非常に小さいということです。大きさ的には 派生断層の、五条谷断層(名手 付近)と同じくらいでしょうか。 位置関係もよく似ていると思います。 MTLの断層本体については、橋本から金剛断層のほうに曲がる という説があるのですが、ど うでしょうか。 これなら東側の破砕帯が小さい説明がつきますが。。。(佐藤隆春) 断層自体が非常にシャープで、根来断層や五条谷断層といった中央構造線の本体から派生し た断層のように思いました。中央構造線の本体は、ワサビ谷の方ではなくもう少し南の東西性 の月出川のあたりに隠れているのではないでしょうか。 (濱塚博) |
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