大阪府議会中国友好訪問団
中村哲之助議員の中国訪問記

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上海で気付くこと
 
交通協力員

 私は上海へ到着して、車で移動するたびに感じたのは「交差点などによくこれだけ警察官のような人達がいるな」ということです。このことを尋ねると「あれは警察官ではなく、交通協力員だ」とのこと。茶色の服を着て交通整理をし、時には「ピーッ」と笛を吹き、私達を先導しているパトカーなどを通行させています。この人達はリストラなどによって職を無くしたというのが大半で、中央政府・上海市などが雇用対策の一環としてこれまであった所得の60%〜70%くらいの給料を出しています。そしてもう一つの目的はかつて(5〜6年前迄)は自転車の洪水だといわれる程だったのが、一気に車社会に移行しているために、市民の多くが交通ルール・マナーを身に付けておらず、その指導を兼ねているということです。私が15年程前に始めて上海へ来た時は、車などはほとんど見ませんでした。広い道路の端から端まで何万台という自転車が大活躍していました。時々通る車も、クラクションをならしながらクネクネと自転車を避けてスローに走っていました。それが今はほとんどが自動車に移り、昔の面影は薄くなっています。
 
高層ビル

 上海には実にたくさんの高層ビルがあります。18階建て以上を高層ビルと中国では呼び、今2,800棟あるとのこと。これに加えて3,000棟がさらに計画されていましたが、高層ビルばかり建設することが良いのかこの見直しをしようと現在、様々な角度から検討されているようです。
 
イスのナンバー

 上海市の音楽庁の指定された座席に着こうと席を探すと、分からないのです。それもそのはずで、日本なら大抵1から2,3と順に番号を付けているのに中国では偶数と奇数に二分しているのです。真中に1があり左側へ3,5,7と移り、右側へ2,4,6,8となります。
 その会場の中央に「1」がありますから、席順でもその順になります。従って、今回の配席では、「1」に上海市のトップが、3には上海市の次の人が、2には太田知事、4に私がという順です。これは他の会場でも同じ座席ナンバーが付けてあり、なるほど中国のルールはこうなっているのかと感心します。


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