大阪府議会中国友好訪問団
中村哲之助議員の中国訪問記

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多くを学んで帰国(10月28日・金)
 不思議なもので、モーニングコールの時刻でもないのに目が覚めます。早速、パジャマや衣類などを整理してトランクを出します。窓の外は真っ暗で何も見えませんが、雨が降っているような気配です。5時10分過ぎにロビーへ行くともう半分くらいの議員が顔を揃えています。全員が自分の荷物を確認し、バスに乗車して出発。すぐに朝食のサンドイッチを食べますが、冷蔵されていたため冷たすぎて、味はさっぱりです。

 早朝で道路はまったく混雑もしなかったため、私達は予定よりも随分と早く、空港に到着しました。それぞれが荷物を持って中へ入っていくと、江蘇省人大のご配慮で、私達はエコノミー席の乗客であるのに、VIPのようにラウンジへ案内していただき、ゆっくりとくつろぎました。

 余りにも早い時間帯のため、売店もほとんど開いていません。暫くすると免税店などがオープンしましたが、ここは上海のような大きな空港と違って、そんなに種類が揃ってはいません。私は来る時、帰りの売店でAを、飛行機の中でBをと思っていたのが、今回の変更によってすっかりダメに。欲しい物は少々かさばっても、気付いたときに対処しておかなければいけないとつくづく思います。

 ラウンジで、わざわざ新たに点ててくれた温かいコーヒーなどを飲んでいると、7時40分に電気自動車がラウンジの前に到着。これに乗って行きますよと言われ、搭乗口へ。結構な距離があります。そして8時ジャストに搭乗手続きが開始され、機内へ。8時10分に離陸するはずが中々離陸しません。ようやく8時30分に離陸し、一路、大阪へ向かいます。僅か2時間余りで着く距離ですが、そんな近いという感じはしません。北海道へ行くのと同じくらいの時間ですが、ものすごく離れた遠い国のように思えてなりません。外国だという気持ちがそうさせるのでしょうか。

 私達が乗った飛行機は国内線よりもシートピッチなどは狭く、少し窮屈でしたが、機内で出されるコーヒーを飲み、機内食の焼きそばを食べると、「ああ久しぶりに、美味しいものを食べた」という気になります。来た時のように、時計を1時間進めていると、もう間もなく大阪です。かなり高度を下げているため、陸地がしっかりと確認できます。

 10時20分に関空に到着。入国手続きなどを済ませて全員が揃ったところで解散。4泊5日の中国訪問はすべて終了です。

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 中国では、上海市人大・江蘇省人大・南京市人大・江蘇省政治協商会議の皆さんに、大変なご配慮をいただきました。大阪にお越しになっても、とてもあのような事はできないほどに歓待してくださったことに、改めてお礼を申し上げます。 私達訪問団は、短い期間ではありましたが、友好交流を深め、大きな成果を挙げることができたと確信しています。今回の訪問で、事務局にはいろいろとご苦労をかけました。お世話になった皆さんに深く感謝し、レポートにします。


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