大阪府議会中国友好訪問団 中村哲之助議員の中国訪問記 |
古都・南京を知る(10/27) … 中山陵,明孝陵などを視察・南京市人大を表敬訪問 / トラブルに直面する・江蘇省政治協商会議を訪ねる・誕生パーティの好意に感謝 |
◆ 江蘇省政治協商会議を訪ねる
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私達はこの後、南京市の北京西路にある江蘇省政治協商会議へ向かいます。江蘇省政治協商会議は、愛知万博の終了する少し前の9月21日、呉 冬華・副主席を団長とする訪問団が大阪府庁を訪ねられ、議長・副議長・議会事務局長らが懇談しました。 その際、呉・副主席が「南京へお越しになるのであれば、ぜひ政治協商会議にも来て頂きたい」と話され、私から「時間をできるだけ調整し、お伺いできるようにする」と答えていたものです。 17時10分に到着すると、呉・副主席自らお出迎えいただき、早速、挨拶・懇談。その後、政治協商会議の開かれる議場の案内をしていただき、メンバー約800人の内、157人の常務委員がここで議論すると説明を受けました。 常務委員にはいろいろな方がおられ、共産党以外の少数政党のメンバーや経済界の主要な役割を担う人もおられ、江蘇省の各界各層の意見を反映しているとのこと。ちなみに最初の主席が毛沢東氏で、次が周恩来氏だったと聞き驚きます。 そして、何よりも驚くのは、2階へ上がるとマージャン・ビリヤード・カラオケ・バー・フィットネスルームなどの部屋があることです。ここでは政治協商会議のメンバーがよく利用されて楽しんでおられるようです。日本では考えられないことです。府庁2階の議員控室で私達がマージャンをし、酒を飲んだりしていれば一体どうなるでしょうか。国情、価値観、文化、歴史、政治風土……など、大きな違いがあり、何でも自分自身の経験則やスケールで測っていては、物事を正しく見ることができないと教えられたようです。
さて、私達はその2階の一番奥の部屋へ。ここにはもうすっかり、「歓迎宴」の準備が整っていました。私達が着席すると、呉・副主席は「よく来てくださいました。中村副議長とは1ヶ月前にお会いし、もう古くからの友達のように思います。固い挨拶は先ほどの挨拶で十分なので、お酒を飲みながらゆっくりとやりましょう。今日の料理は全て私が選定しました」と述べられました。 | |
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