このウフィッツィでは公平性を保つために、早くから予約をしている人たちが来ていても、一般客として並んでいる多くの方々を順番に少しずつ入場させるため、予約をしてあるからといっても、そのとおりには入場できないようです。日本人のツアー客も相当おられ、日本語で解説されている風景があちこちで見られました。好きな人で時間があれば1日中でも飽きのこない美術館だと言われていますが、私は時間の関係で、入場したときに解説本を購入し、おぼろげながら記憶にある「春・ヴィーナスの誕生・受胎告知など」、ダ・ヴィンチやボッティチェルリ、ラファエロなどを、解説書の案内図のとおりに急いで回り、ミケランジェロのダビデ像も鑑賞しました。
その後、ホテルへ帰り、帰国に備えての荷物と書類整理などを行いました。数多くの場所を訪れ、様々な方々から沢山の資料をいただいたため、バッグがパンパンです。
イタリアでの最後の夕食は、フィレンツェの人たちが自慢する「TAVERNA DEL BRONZINO」へ。これまでのレストランとそんなに変わることはなかったのですが、初めて家族的な雰囲気の店にあたった気がします。
今夕の食事は、全員で食事する最後ということで、大前団長が、全員に「この1週間、大変ご苦労様。最初の2日間はAグループ、Bグループの2班に分かれての調査であったが、ともにハードスケジュールの中を本当にお疲れのことと思う。今回の調査は、当初の計画以上に大きな成果が上がったことと確信している。この成果を大阪へ持ち帰り、府政の中に生かしていこう」と挨拶されました。
私も本当に、何か疲れたという感じと、ホッとしたというのが混ざり、調査団全員で感じたことを語り合いながら、国情の違い・国民性・文化など、盛り沢山の話題で、お互いに「ご苦労さん」でしたと、楽しく懇談しました。 |