民主党無所属ネット議員団・スペイン行政調査団 大阪府議会議員 中村哲之助 |
バルセロナ市の都市政策 | |
私たちの公式に計画した日程とは別に、現地ガイドとの話し合いや、現地の姿そのものを見ることも大きな課題です。バルセロナ市で特に気付いたことなどを少しまとめてみました。 |
◆ 少子化と労働力・暮らし
スペイン全土の合計特殊出生率(以下、出生率)は今、1.0〜1.1だということです。わが国よりもさらに少子化が進み、このままでは大変なことになってしまうと、危機感が強いことを知らされました。このため、慢性的な若年労働力不足に陥っており、海外特に中南米やモロッコなどからの移民も相当数に上っています。これがまた、現在の雇用情勢と絡み、一層複雑な状況を生み出しているようです。わが国のこれからのことを考えると、他人事ではありません。 |
◆ 高齢者に優しい街づくり
また、町は高齢者の生活を守るために、一周100〜150m程度(A,B,Cなどのそれぞれの区画)のエリアに、薬局、雑貨屋、食料品店、理・美容店などの日常生活の上で必要なものは、 |
◆ これは一体どう説明すればよいのか?
私たちの視察は、近距離の移動は専用バスで行いますが、視察目的地・港湾局の近くにある「ジプシー村」の隣の公園で、「異様な風景」を目撃しました。それは、いわゆる「注射」をしているのです。荒れ果てた公園・広場のようなところで、10人、20人以上が固まって交代で注射をしているような風景は異様としか言いようがありません。 |