民主党無所属ネット議員団・スペイン行政調査団 大阪府議会議員 中村哲之助 |
今回の視察で気付いたこと |
◆ 何事も自己責任で
スペインは何事をやるにしても「自己責任」ですと、現地ガイド・通訳は、たびたび語ります。ベランダの手摺りが壊れていて、2階や3階から子どもが仮に転落しても、それは子どもとその親が悪く、建物の管理責任はまずほとんど問われません。ため池、川、山などどこでも常に、自らが責任を持って行動することが大切で、わが国とは大違いです。 私は「スペインの方々が日頃の生活習慣などに基づいて言われることは分かりますし、あなたが言われるように、もっと自己責任という考え方が必要です。しかし、日本ではそうじゃないんです」と、説明しました。この後、スペインと日本の価値観や自己責任論の違いが大いに話題になりました。考えてみると、ガイドが、「グエル公園」の坂道でも、「ホテルの回転ドア」でも、「プラド美術館の濡れた滑りやすい石畳」でも、「気をつけてください」とばかり言っていたのは、「もし滑ってもそれは気をつけなかったあなたの責任ですよ」ということを伝えていたのでしょう。スペインの人たちの言うことすべてが正しいわけではありませんが、私たちも「自己責任」についてもっと学ぶ必要があると思えてなりません。 |
◆ 道路にガソリン・スタンド 私たちがジェトロを退出し、表へ出た時、わずか20〜30bの距離のところで、なんと「道路」上に、セルフサービスのガソリン・スタンドが設けられています。わが国では、危険物であるガソリンをこんな形で販売するなどというのは考えられないことで、正しく「自己責任」という現地の人の言葉が、何となく分かった気がします。 |
![]() 道路にあるガソリン・スタンド |
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