2010.04.15.〜 04.22.
中村哲之助議員の訪問記
※各写真をクリックしていただくと拡大版をご覧頂けます。
 
☆ クラクフで感じたこと
 1 .公園の配置がすごい
 旧市街地に広く整備されている堀を埋めた公園は早朝の散歩で、わが国ではあまり見られないいい公園だと思った。日本では「公園内に立ち入り禁止」という看板が大抵見られるのに、ここでは見つけられなかった。写真のように、誰でもまたげるような高さでパイプが目立たないで、囲いの役割を果たし、さらに15〜20メートル間隔でベンチが置かれている。そして同色のゴミ箱が30メートルおきくらいに用意されている。早朝のことだから昼間にどんな利用がされているのかは分からないが、昼休みの勤労者がベンチで談笑しているのではないだろうか。
また、旧市街地をグルリと取り巻いていることから、災害時などの避難場所として素晴らしいスペースだといえる。

 2.路面電車は高齢者につらい?
 広島市などで、今でも多くの人達が利用する「路面電車=市電」がここKRKでも活躍している。しかし、ほとんどが写真のような形態で、ステップが3段ある。私は駅でこの様子をしばらく見ていたが、高齢者は苦労してステップを下りていた。さらに小さなプラットホームの横を車が通過しており、よく事故が起こらないなと心配。また、この電車の車体は横幅が非常に狭い。極端な言い方をすると、レールの幅がほぼ車体の大きさという感じである。日本ではレールの幅よりも車体はかなり広いが、車内は相当窮屈感があるのではないだろうか。

 3.郵便事情
 ここでは至る所で郵便ポストを見かけた。かつて中央アジアでは、一体何処へ行けば郵便ポストがあるのだろうかと思い、やっと4日目に見つけたということがあった。POLでは探さなくてもどこにでもあるような感じである。BIRの建物にまで設置されていたくらいである。それと驚いたのは、各家庭への郵便物の配達は写真のように、女性がキャスター付の旅行用バッグのような物で、徒歩で配達しているのである。都心部だけがこのような方式なのかも知れないが、これでは能率が悪すぎるような気がしてならない。

 4. 道路が駐車場に
 ヨーロッパの国ではよく見られるが、この国でも道路が完全に駐車場になっている。左の写真のように1斜線近くを乗用車が占拠している。おまけに、右の写真ではこの車の所有者がこのアパートの住人で、駐車が認められているというステッカーまでが貼られている。元々車を購入するのに駐車場が義務付けられていなかった時代から、今は大きく事情が変わってしまったのに、これを改正しようという動きはないようである。