民主党無所属ネット議員団・ウズベキスタン調査団
中村哲之助議員のウズベキスタン訪問記

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★ サマルカンドで気づいたこと
(1)タシケントよりは落ち着いた町だが‥‥

 ここサマルカンドは古くから栄えた町で、世界遺産が数多くあるだけに、町のあちこちで悠久の歴史を感じる。遺産の見学に多くの外国人が訪れているが、日本人にも時々出会う。丁度、日本でいう京都・奈良に近い。
 しかし、歴史的建造物などのある場所では、私たちの車が止まった途端に、「‥‥」と、お金を求める「物乞い」が集まってくる。15〜16歳くらいの女性が乳飲み子を抱いていることもある。悲しい現実を目の当たりにし、豊かな国へ、誰もが安心して暮らせる国へ、改めて政治家の使命を痛感する。
 
(2)修復は余り進んでいないのでは?

 ユネスコは多くの団体と共催で、レギスタン広場などで大規模なお祭りを行い、遺産の保護・修復などを進めようとしている。資金集め・啓蒙の両面からだが、それがそんなに成功しているようには見えない。私たちが訪問した世界遺産でも、所々に足場を組んであったが、まったく人がいなかったり、こんなものでどうするのかと思えるような機器材しか置かれていない。わが国の保存・修復などと違い、並大抵ではない。また、痛みも激しいところがかなりあり、修復作業のピッチを上げないと、このままではダメになってしまうのではないかとさえ思われるところがある。
 
(3)トイレ・水を何とかして‥

 バザールやレストランなど、不特定の人達が多数集まる所で、「トイレ」がどうにかならないのかと思う。バザールの有料トイレ(1人・1回=100スム)に入ったが、鼻を突く異臭、そして水が出ないという状況。しかし、トイレから20mほどの所にある水路沿いでは、水が勢いよく出ていて野菜などを洗っているのである。商売のための水は豊富にあっても、トイレなどで水が流れないでは、観光客はやってこない。男性はともかく、女性はUZ国ではトイレに苦労する。風呂でもバスタブに湯を張るのは一苦労である。
 


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