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< はじめに > | |
私達は昨年の7月中旬から会派の海外行政視察の検討を始めた。私達が取り組んでいる政策課題での先進事例や、その国の重要な事案への取組みなどを中心に、ドバイやヨルダン、北欧、アメリカなどの福祉制度・危機管理・観光対策などをチェックし、最終的に今回のCR国を訪問先と定めた。その理由は主に、
さらに、今回の訪問にあたって、宗教上の紛争がCR国内にはないとのことも要因の一つである。私達はイスラム世界については余り知らないが、宗教上の紛争が生じているとその実情把握は非常に難しく、キリスト教信者が大半というのも、選びやすかった。 | |
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< 事前の調査と準備 > | |
CR国自体を知っている人が少なく、そのために私達は海外行政視察でこれまで、官庁関係や大手企業がよく利用している「エムオーツーリスト」に視察の計画を打診し、調査項目を示し、先方の日程調整が可能かどうかの調査を依頼した。最も困ったのは、日本人が他国の観光地のようにそれほど訪問していないため、どの旅行社にも現地事務所がなく、連絡が十分にできなかったことである。 幸いにして、2001年からCR国に住む長束恭行(ながつか やすゆき)氏がこの視察に協力願えるとの報告を受け、以後、CR国との窓口は同氏にお願いすることにした。また、私達の訪問中は同氏に現地のスルーガイド・通訳として同行していただくことを確約してもらい、ようやく昨年暮れから本格的な日程調整を進めることができた。 さらに今年初めから視察団メンバーの7人で調査項目を絞り、CR国への連絡や準備をお願いした。この際、私達が特に注意したのは、いわゆる「政調費」の扱いである。昨年2月に政調費の目的外使用が大きく取り上げられ、返還を求められる事例が多くあったことから、調査項目、日程、ホテル、食事などの選定と金額で旅行会社から示された素案がルールを逸脱してないか、誤解を受けることのない計画であるかなど事務局とも事前に協議を行った。その結果、一部の地域では宿泊予定ホテルのグレードを落とした方がよいのではないかと、ホテル変更を行ったところも出てきた。ホテル事情などは現実にCR国に着いてからでしか分からないが、政調費の宿泊費に関するルールはもう少し弾力的な運用をしなければいけないのではないかと思う。 |